NECディスプレイソリューションズ
「2画面表示&カラーエミュレーション」
NECディスプレイソリューションズでは、2画面表示とNEC独自のカラーエミュレーション機能によるソフトウェアプルーフをデモンストレーション。同じ画像を1つのディスプレイに2画面で表示し、一方にはソースプロファイル、もう一方には出力用のターゲットプロファイルといったように、それぞれ個別のプロファイルで画像を表示することにより、カラーマネジメント機能のないアプリケーションであってもリアルタイムな印刷エミュレーションを実現する。また、P型、D型、T型の色覚特性にあわせた表示も可能で、カラーユニバーサルデザインを意識した制作ワークフローも簡単に行うことができる。
入力ソースを重ねて表示するピクチャーインピクチャーと、並列で表示するピクチャーバイピクチャーという、2画面表示機能と、新たに開発されたMultiProfilerを使ったカラーエミュレーション機能で、印刷イメージや色覚特性に合わせた表示が可能 |
ナナオ
「iPhone/iPadカラーマッチング」
キャリブレーションセンサーを内蔵し、セルフキャリブレーションを可能にする「ColorEdge CG275W」や、A3ノビの実寸とソフトウェアのツールパレットも表示できる2560×1440ピクセルの「FlexScan SX2762W-HX」が初お目見えとなったナナオでは、iPhone/iPadにカラーパッチを表示し分光測定器で読み取った値をColorNavigatorの目標値に設定することで、カラーマッチングを可能にするデモンストレーションを行っていた。電子書籍制作において課題となっていたカラーマネジメントを実現するための第一歩として、今後の展開が大いに期待される。
ColorNavigatorを使ってiPhone/iPadとのカラーマッチングを行うデモンストレーションは、電子書籍のカラーマネジメントを可能にするための第一歩として大いに期待されている。キャリブレーションセンサーを内蔵したColorEdge CG275Wは、タイマー設定によりPCを使用せず自動キャリブレーションを行うことも可能 |
加賀電子
「FONTGRAPHER、i1 Profiler」
X-RiteやFont Labの国内販売代理店を務める加賀電子ではFONTGRAPHERの最新バージョンと、間もなく発売予定のi1 Profilerを出展。FONTGRAPHERはOpenTypeフォントの作成に対応したほか、フォントの使用期間やダウンロード回数などを設定可能で、ライセンス販売や電子書籍などでの利用も見据えた機能を搭載。i1 Profilerは現在のi1 Matchからプロファイルのレンダリングエンジンを一新し、より高度なプロファイル作成が可能。プリンタプロファイルの最適化は先行して発売されているColorMunkiのように写真や特定のカラーパッチを取り込んで、精度を高めることができるようになっている。