(16)VSGesture.v2 (Junil Um氏)
VSGestureは、VSでマウスジェスチャー(右クリックで線を描くこと)を利用できるようにします。
開発時に頻繁に使う機能をマウスで呼び出せる点が便利です。定義されているマウスジェスチャーは下表の通りです。
VSGestureの操作
ジェスチャー | 実行される操作 |
---|---|
左→右 | 次のコードウィンドウへ |
右→左 | 前のコードウィンドウへ |
下→上 | コードの先頭へ |
上→下 | コードの最後へ |
上→下→右 | ウィンドウを閉じる |
下→上→右 | デバッグ実行 |
左と右の3回以上繰り返し | ウィンドウをすべて閉じる |
反時計回り | プロジェクトのビルド |
反時計回り2回 | ソリューションのビルド |
(17)Solution Load Manager (Kolomiets Dmitry氏)
Solution Load Managerは、ソリューションに含まれるプロジェクトのロード方法を指定できる拡張機能です。
プロジェクトのロード方法は、即時/遅延/必要時/アンロードの4つの状態から選択できます。プロジェクト数が多いソリューションで役立つでしょう。
(18)ItaStartPage (初音玲氏)
痛スタートページは、VSのスタートページにおいて背景画像を設定できる拡張機能です。あわせて、痛IDEを利用すれば、コードエディタにも背景画像を表示することができます。
画像を設定するにはオプションウィンドウの[環境]-[スタートアップ]でスタートページをItaStartPageに変更します。そうすると、スタートページの「Setup BackgroundImage」ボタンから背景画像を設定できます。気分転換がてら背景画像を設定してみるのもよいでしょう。
(19)Mindscape Visual Studio File Explorer(Mindscape製)
Mindscape File ExplorerはVSにてWindowsエクスプローラ風ウィンドウを表示する拡張です。
[表示]メニューの[その他のウィンドウ]-[Mindscape File Explorer]から開くことができます。ルートフォルダを指定することで参照したいフォルダ配下のみを表示できます。ダブルクリックでバッチファイルを実行したり、TortoiseSVNを使ったりする場合に便利でしょう。
(20)JSLint.VS2010 (Luke Page氏)
JSLint.VS2010は、VS上でJSLintを動作可能にする拡張機能です。JSLintは、JavaScriptのソースコードの妥当性をチェックできるツールです。
エディタの右クリックメニューにて「JS Lint」を選択するとJavascriptのソースコード分析を行えます。分析結果はエラー一覧ウィンドウに表示されます。オプション画面で分析方法を設定できます。
さて、前編と後編の2回にわたり、人気の高いVSの拡張ツールを20種類紹介しました。VSギャラリーでは続々と新たなツールが登録されています。RSSも配信されているので最新情報をチェックして、好みに合ったツールをインストールしてみてはいかがでしょうか。