HP Officejet 7500Aのインクはブラックのみ顔料系、他3色は染料系の4色独立タンクシステム。プリント解像度は最高4,800×1,200dpiだ。PCからのプリントのほかに、メモリカードスロットからのダイレクトプリント、スキャナと連動したコピー、メールでデータを受信しての「ePrint」に対応する。

スキャン機能は、CISセンサーを搭載しており、光学解像度4,800×4,800dpi。フラットベッドスキャナとしてのガラス面はA4より少し大きいリーガルサイズまでの対応で、ADFを利用してのスキャンも同じ大きさまでになるが、マニュアル操作でA3サイズのコピーを取ることは可能だ。また、FAX機能も内蔵している。

通常時でもフロントの給紙トレイは大きく飛び出しているように見えるが、この状態ではA4サイズまでの給紙となる。A3用紙を入れるためには、トレイそのものを手前に大きく引き出す必要がある。用紙トレイ上には排紙トレイがあるが、これもA3利用時には3段階で引き出す。A3利用時には、奥行きが倍必要になると考えておけばいいだろう。

給紙トレイの蓋部分が通常A4印刷時の排紙トレイとなっているが、引き出すと3段階に伸びてA3サイズの排紙トレイとなる

給紙トレイそのものもスライド式で引き出せる

どちらかというと、A3を利用しない時にはトレイ部分をたたんでおけることがメリットとなる。普段から頻繁にA3サイズを利用するのではなく、普段はA4サイズで十分だが、ときどきA3も必要になる、という状態ならば通常時はコンパクトに利用できて良さそうだ。無線LAN接続に対応しているので、PC周りにこだわらず配置できるのもありがたい。

前面左にダイレクトプリント用のメモリカードリーダが備えられている

背面右には接続用のUSB 2.0ポート、LANポート、電源ポート等が備えられている

上面にはADFがあり、大量のスキャンやFAXで活躍する。ADFの給紙容量は35枚

スキャナはリーガルサイズまでだが、マニュアル操作でA3に対応する

操作用ディスプレイは5段階の角度調整が可能だ

タッチパネルに操作用の数字キーが添えられている