さて、初日のキーノートでは、サプライズとして映画『AVATAR』のプレビュー映像が公開された。この日のサプライズとなったのは、シンガーソングライターJohn Mayer氏の登場だ。まずKevin Lynch氏が、FlashとAR(Augmented Reality)技術を活用した事例した事例としてUS Postal ServiceによるオンラインWebサービスを紹介した。これはWebカメラで撮影した荷物の映像をAR技術を用いて3次元空間上に描画し、配送のために必要な箱のサイズを調べることができるというもの。FlashでARアプリケーションを構築している点が非常に興味深い。

FlashとAR技術を融合させて実現したUSPSのWebサービス

続いてLynch氏は手のひらの上に3D映像が映し出されるARのデモを紹介。実はこの映像がJohn Mayer氏が11月に発売する予定のアルバムに収録されるビデオ映像で、Adobeと広告代理店のBLITZがパートナーを組んで作成したものとのこと。John Mayer氏登場のシーンはこのページで見ることができる。

この3D映像は…?

なんと、ゲストとしてJohn Mayer氏が登場!

ちなみにこの日の夜に行われたSneak Peaks(まだ研究開発の段階にある技術を発表するライトニングトーク的なセッション)では、ゲストとして『STAR WARS』のルーク・スカイウォーカー役で知られるMark Hamill氏が登場している。コンテンツを重視するAdobeらしい映画・音楽業界からの思わぬゲスト出演に会場が沸いた。