第3章 ADOBE CREATIVE SUITE 4 Highlight Review
第3章では「ADOBE CREATIVE SUITE 4 Highlight Review」と題してCS4の新機能に特化した内容で構成。イントロダクションとして各アプリケーションの歴史、CS4の製品構成、バージョンアップに必要な金額、協同作業を支えるツール、CS4のQ&Aなど、CS4にバージョンアップするために必要な知識についてのフォローがなされている。メインは、「Bridge」、「Photoshop」、「Illustrator」、「InDesign」、「Flash」、「Dreamweaver」、「Fireworks」、「Aftereffects」、「Premiere Pro」といった各アプリケーションのCS4新機能と旧バージョンとの変更点が簡潔に認識できるよう系統立ててピックアップされており、ユーザーが気になるポイントに的を絞ったコンテンツが用意されている。
シームレスにメディアを繋ぐ
ひとつのコンテンツをムダなく多くのメディアで活用できるということは、コスト、スピード、クオリティを向上させることを意味し、そのうえクライアントのニーズを多角的に満たすことができるというメリットをもたらしてくれる。それを可能にするツールこそが、まさしくCS4である。CS4は、各アプリケーションがメディア単位でシームレスに連携することを特徴としている。
「クロスメディアという言葉の浸透度は別にして、時代はすでにクロスメディアなんですよ。今まで紙のデザインの発注だけだったのに、Flashでサイトが作りたいとか、ムービーを作りたいというオーダーが明日急にあるかもしれない。そのためにも、クロスメディア時代に対応した制作体制を構築することが急務だと思いますし、各メディア間をシームレスに繋ぐことが出来るツールが必要になってくる。この2点について理解を深めて頂くお手伝いを本書で出来たのではないかと思います」
『ADOBE CREATIVE SUITE 4 クロスメディア ガイドブック』は、以上のように大きくわけて2つの点からCS4をガイドしている。アプリケーションの連携がもたらすメリットとアプリケーション自体のメリット、いずれもクリエイターなら知っておきたい、というよりもむしろ知っておくべき内容が記述されている。是非、CS4を活用するためにも目を通してもらいたい。