2GからWiMAXまで幅広くサポート - Infineon

Infineon Technologiesのブースでは、携帯電話用トランシーバソリューションのほか、ESD&RFディスクリート、ベースバンドソリューションなどの展示を行っていた。そのソリューションも例えば、トランシーバではGSM/GPRS/EDGEソリューション「SMARTi PM」、3G/マルチモードソリューション「SMARTi 3GE/UE」、WiMAX/LTEソリューション「SMARTi WiMAX/LTE」などと、2Gから3G、WiMAXと幅広くサポートしているのが特長となっている。

SMARTi 3GEはUMTS/EDGEのデュアルモードトランシーバICで、HSDPA最大7.2Mbpsに対応する。また、SMARTi UEは同じくUMTS/EDGEデュアルモードトランシーバICだが、デジタルインタフェース規格のDigRF V3.09に対応している。

このほか、同社では「CAT-iq(次世代DECT:Digital Enhanced Cordless Telecommunications)」によるワイドバンドコーデックのデモも行われていた。DECTはETSI(European Telecommunications Standards Institute:欧州電気通信標準化機構)で規格化された1.9GHz帯を用いたデジタルコードレス電話。CAT-iqは、IPベースのDECT規格で、DECTの周波数帯を利用、製品の互換性を持ち、新たにワイドバンドコーデックG.722による高品質通話、情報表示サービス、インスタントメッセージング、ホームコントロールなどの低ビットレートアプリケーションを実現する。なお、CAT-iqは、すでに対応製品が市販されており、2010年には欧州のオペレータによるサービス開始が予定されているという。

SMARTi UE各種

SMARTi WiMAX(802.16eと802.11b/gの両方に対応する)

CAT-iqによるワイドバンドコーデックデモ(COSICはCordless Single Chipの略称で、同社のRF CMOS技術を用いてMPU、DSP、ROM/RAMを含んだベースバンド、トランシーバ、PAの3つの機能を1ダイで実現したデジタルコードレス電話用IC)