先のサンプルにおいて、ソース中で利用したAPIおよびオプションなどは次のとおり。

jQuery API/CSS
slider.css('width', '300px') CSSのプロパティ/値の対をセットする。この場合{width: 300px}に相当
jQuery UI/Slider options
min スライダの最小値を定義。設定しない場合の初期値は0
max スライダの最大値を定義。設定しない場合の初期値は100
startValue スライダハンドルの初期値を定義
slide ハンドルを動かしている間に実行する関数を定義

このほかにもUI/Sliderには多くのプラグインメソッドが用意されている。jQuery Documentationではドキュメントやサンプルが豊富に用意されているため、開発の際はぜひ参考にしたい。

おわりに - jQuery UI + ThemeRollerでさくっと導入してみよう

今回は5つあるjQuery UIウィジェットのうちSliderウィジェットを紹介したが、jQuery UIにはこのほかにもDialogやTabsといった、すぐにでも既存のWebアプリケーションに組み込めるような実用的なウィジェットが用意されており、デベロッパの工夫しだいでさまざまなユーザインタフェースを簡単に構築することが可能だ。また6月9日(米国時間)に公開されたThemeRollerを利用すれば、簡単な操作で各種ウィジェットテーマの変更が可能となる。これらをうまく活用し、効率のよい開発を実現したい。