MXCでandroid

さてそのTechnology Showcase、MXCを使ったプラットフォーム動作例が示されていたのだが、早くもandroidが実装されていたのはちょっと興味深いものがあった。以前からMXCは複数のプラットフォームをサポートすることを表明しており、当初はSymbianとLinux、後にWindows Mobileの対応が追加されているが、ことandroidに関しては公式なアナウンスがなかった。非公式というわけではないが、富士通が同社のi.MX31にandroidを移植したものは、例えばこちらなどでもすでに発表されているから、不可能な訳ではないにせよ、Freescaleによる公式な移植ではなかったから、すぐにandroidが使えるという話ではない。が、今回は実際にMXC上にandroidを移植し、実際にGoogle Mapなどのアプリケーションが動いていることが示されており、「やはりな」という感じではあった。

MXC関連ブース。機材は手前左からSymbian、Windows Mobile、Linuxとなっている。機材はほとんど同じ(測定器とか、リファレンスボードに接続された機器が若干違う)で、看板もほとんど同じであった

Symbian S60向け。ちなみにデモは無かったが、Symbian UIQ向けにリファレンスも用意しているそうで

これはカメラ動作のデモ

Windows Mobile向け。Symbian S60向けのものと見比べていただくと、OS名以外全く同じなのがちょっとおかしい

こちらは普通にWindows Mobileを実行中

Linuxも看板は同じ。「Linuxは前からあったけど、androidは?」「これがそうだよ」「え?」

これはOpenGLのベンチマーク実行中。MXC内蔵のグラフィックエンジンで、十分に3Dが動作することを示してくれた

(映りが悪くて恐縮だが)Google Mapのデモ。これはこのあたりを表示させ、さらにズームバーを左に出現させた状態