電子辞書の方向性の2つ目は、テキストビューワ機能とMP3プレーヤー機能の実現というPDA的な方向へ発展していくことです。SR-S9000はどちらも兼ね備えています。
まずテキストビューワ機能は、電子辞書とパソコンをUSBで接続してテキストファイルを本体のメモリ(128MB)にコピーするか、あるいはSDカード(2GBまで対応)を使ってテキストファイルを電子辞書側で見れるようにします。これはかなり便利な機能です。たとえば、インターネットの英字新聞のサイトから記事を取り込むとか、英語のメルマガを取り込むとか、使い方はあなた次第で無限に広がります。ビューワで見ながら単語のジャンプ機能で辞書を引くこともできますし、電車の中で英文を読むときに使えそうですね。
MP3プレーヤ機能はそのまんまですが、テキストと同様にパソコンからデータを移して聞けるというものです。CD教材をMP3にしたり、Podcastのデータを聞いたりできますね。ここでMP3はバックグラウンドで再生することができます。つまりMP3を聞きながらテキストファイルを読んだり、辞書を引いたりできるのです。テキストとMP3音声のセットの教材があれば最強の使い方ができそうです。ヒーリング音楽を入れておいて、それを聞きながらの英語学習でも良いですね。あと欲を言えば、Podcastが直接ダウンロードできたりするとさらに便利かと思うのですが…。さらにワンセグ機能でテレビ番組が録画できたり、AMラジオ番組が予約録音できたりするなら、すぐに買ってしまいそうです。