個性派ぞろい! 『nendo』チャンネルコレクション
さて、最後にnendoからいくつかチャンネルを紹介します。スポーツファンチャンネルや総合メディア風チャンネルなど、いずれもガジェットをうまく組み合わせて作られた個性的なチャンネルばかりです。今後、チャンネルをデザインする際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
自由帳の使い方がポイント
ブラックを基調とした画像ガジェットをチャンネル内にちりばめてデザインしています。さらに自由帳ガジェットをうまく使って、自己紹介や所属しているダンスチームのショー告知をしていて、自由帳の上手な使い方だと思います。
透明度を駆使してガジェットと背景の一体感を演出
チャンネルの背景とガジェットをうまく組み合わせています。ガジェットのカラーと透明度を調整することにより、背景との一体感をつくりだし、素敵なチャンネルをデザインしています。
贔屓のチームカラーと試合の動画も使ったファンサイト
サッカーチームのファンサイトのようなチャンネルです。チームとファンの合言葉を画像ガジェットを使い中央に配置したり、心に残る試合の動画をYouTubeガジェットで配置したりと、チャンネルを好きなスポーツチームのファンサイトにすることもできます。
RSSフィードで総合メディアサイトを構築
チャンネル内に様々なRSSフィードガジェットを配置することにより、チャンネルが一つの総合メディアのような役割を果たしています。nendoではフィードを読み取る際にオーバーレイでリンク先の情報をそのまま表示させることができるので、わざわざリンク先にとばなくていいので、とても便利です。
ブログフィードも使って個人用HPのように演出
このチャンネルは、とにかく自分のことを発信することに使っています。USTREAMガジェットを使い、自分の様子を配信したり、外部のブログのフィードガジェットを使って配信したり、QRコードを画像ガジェットで配置しているところも上級者的な使い方です。こうしてガジェットを配置することにより、チャンネルをユーザー個人のホームページのように使うこともできます。
実は「nendo」のトップもガジェットで構成
実はnendoのトップもユーザーの皆様と同じチャンネルを駆使してつくっているのです。主に、画像ガジェットと自由帳ガジェットをミックスさせて作成しています。あらかじめ作った素材をマイイメージにアップして画像ガジェットとして配置、画像ガジェットの下には、もう一つ自由帳ガジェットを敷いており、ひとつのガジェットかのようにレイアウトしています。nendoのガジェット機能をうまく利用すれば企業のホームページをつくることも可能です。
次回は、「nendo」の今後の展開について紹介したいと思います。
執筆者プロフィール
池田秀行 グローバルメディアソリューション取締役兼CTO
1976年岡山県生まれ。01年東京工業大学大学院物性物理専攻卒業後、日本総合研究所に入社、Java系大規模基幹システムの開発に従事。07年に同社を退社しグローバルメディアソリューションに入社、「nendo」プロジェクトをスタート、同年6月取締役に就任。RIAやFlexといった新しい技術を取り入れ、これまでのWebプラットフォームに革命を起こす為、「nendo」プロジェクト総合責任者として辣腕を振るう。