続いて、馬田氏は、米Twitterが提供するコミュニケーションサイト「Twitter」をVirtual Earthと連携させる方法を紹介した。「Twitterにポストしたユーザーの情報を5秒ごとに取得し、そのユーザーの画像を地図上に表示する」というものだ。先ほどのアプリケーションは最初の画面表示時にしか情報の取得を行わなかったが、こちらのアプリケーションではTwitterの情報を5秒ごとに更新する点がポイントだ。

まず、左側のBlockメニューの「Maps」から「Virtual Earth」と「GeoNames」を、「News&RSS」から「Twitter」を、さらに「Tools」から「Timer」を選択してほしい。

ここで、Timerは指定した間隔で処理を起動するBlock、TwitterはTwitterサービスから情報を取得するBlock、GeoNemesは地名から緯度と経度を割り出すBlockだ。実は、Virtual Earthで地図上に何かを表示するには緯度と経度の情報が必要になる。先ほどのflickrでは(デフォルトのメソッドとして設定されているgetGeotaggedPhotosの)出力情報に緯度/経度が含まれていためそのまま連携させることができたが、Twitterではそのような緯度/経度が出力されないため、「Twitterから地名をGeoNemesに渡し、そこからVirtual Earshに緯度/経度を転送するという処理が必要になる」(馬田氏)。

Virtual Earth、GeoNames、Twitter、Timerの設定は画面11~15のとおり。ポイントは、Virtual Earthの設定(画面15)において「latitude」「longitude」をGeoNameから、「url」「title」「description」をTiwtterから持ってきている点だ。

画面11: Virtual Earth、GeoNames、Twitter、Timerの連携例

画面12: Virtual Earthの設定

画面13: GeoNamesの設定

画面14: Twitterの設定

画面15: Timerの設定

実行結果は画面16のようになる。

画面16: 実行結果の例