広告性の高い検索語などは除外し、正確性確保

1つのキーワードに対して、これほど詳細にデータを提供できるのは、Daum会員がログインして検索した結果を集計しているからである。Daum Communicationによると、同サイトにおいてログインしながら利用している人は「約2,500万人」(Daum Communication)に達するということだ。

ちなみに韓国のポータルサイトでは、スパム・広告性のあるキーワードや、わいせつなキーワードなどは「禁止語」となっており、Webサイト上で本人確認手続きを経ないことには検索できないようになっている。こうした禁止語は「Daum利用者のトレンドを公正に反映しようということで」(Daum Communication)、今回の検索語ランキングに含まれていない。

さらに検索語ランキングで上位に表示されれば、多くのネティズンから注目を浴びるため、同じ検索語を何度も入力・クリックして故意に上位にランクインさせる検索語ランキングの操作行為も行われることがあるが、Daum Communicationでは「正確性向上のため」、同じIPアドレスから特定時間内に集中的に検索が行われた場合、このキーワードもランキングに反映しないこととしている。

1つのキーワードを多角的に把握できるという点において「Daum 検索トレンド」は大変有効に利用できる。検索語のランクキング推移や、主要検索者の特性など、分析的な面が濃いので、単なる楽しみで見るだけでなく研究用にも使えそうだ。