このおすすめRSSでは、ユーザーの閲覧履歴とともに、同じRSSを閲覧したユーザーが他にどのようなRSSを見ているかという情報が、おすすめを抽出する基準として取り入れられている。おすすめのリストアップ条件は「人気順/標準/こだわり順」の3種類。同社の説明では「人気順」は他のユーザーの閲覧数を重視した結果、「こだわり順」ではそれが少なく個々のユーザーの履歴分析を中心にした結果、「標準」はその両方を取り入れた結果が表示されるという。

表示されたフィードには有名どころもあるが、全く知らない名前も多く並んでいる。よほど頑張って検索するか、どこかのブログ経由などで偶然見つけない限り、知らないページで有益な情報を見つけることは難しい。他のユーザーの閲覧数も抽出要素に入っていることから、ある程度クオリティの高い情報源であることも予想できる。これら全てが有益というわけではないが、闇雲に探し回るよりはずいぶん効率よく、的確な情報が得られると言える。

4日目の「人気順」「こだわり順」のリスト上位20位まで。実際はそれぞれ70件くらい表示される。こだわり順は、実際の閲覧履歴より深いところを行っているような……

同社では12月までの実験内容をもとに機能を評価・調整し、おすすめRSSの商用提供を開始したいとしている。また、その後はアプリ版にも同様の機能を搭載していく考えだ。

「検索(Search)」から「おすすめ(Recommend)」への流れは、Amazon.comに即して語られることが多い。では、今回の実験はどのような位置付けといえるのだろうか。