マイクロソフトは、ローカルPCでブログの作成・編集が可能なアプリケーション「Windows Live Writer」ベータ版の提供を開始した。通常はブラウザでブログサービスにログインして行う記事編集を、オフラインでも利用可能なアプリケーション上で行い、オンラインになった時に投稿できるというアプリケーションだ。
しかし、今や国内インターネット利用者の65%がブロードバンド回線(※)。ブログを書くなどネットに積極的に関わろうとしている人は、さらにその比率が高いだろう。この状況の中で、オフラインで記事を書くことに利点はあるのか――機能面とともに試してみた。
※ 総務省発表「平成18年通信利用動向調査の結果」(2007年5月25日付)より
直感的な操作が可能なブログ専用WYSIWYGエディタ
まずはWindows Live ベータで「Windows Live Writer Beta」をダウンロードし、インストールする。その際に、投稿先のブログサイトも登録しておこう。同社のブログサービス「Windows Live スペース」以外のサービスも登録でき、後から追加も可能だ。
起動すると、画面にはツールバーやメニューバーなどが並ぶ。見慣れたブラウザ画面でないため、ブログというよりはワープロソフトに向かう印象。実際、書式設定や画像挿入など多くの機能がツールバー等から直感的に操作ができる。
デフォルトの画面表示は実際にブログに表示された状態に近い「Webレイアウト」。HTMLを直接編集できる「HTMLコード」表示もある。「Webプレビュー」にすると記事をテンプレートに載せた形で表示できる。編集はできないが、オフラインでも実際に表示される状態を確認することができる仕組みだ。