実行環境を整える上で注意すべきなのは、JRE(Java Runtime Environment)バージョン1.5以上が必要ということだ。これはJavaアプリケーションの実行環境で、WebサイトからモジュールをPCにダウンロードし、インストールしておかなければならない。
Webブラウザによっては、これが必要になった時点でダウンロードの許可を尋ねるダイアログが表示される場合があるので、そのときは「許可する」をクリックしていただきたい。なお、モジュールの容量は100MB程度あり、てがるオフィスの作業領域としてさらに200MB以上のハードディスク領域が必要となるなので、あらかじめ空き容量を確認しておきたい。
また、てがるオフィスを実行する場合は、Webブラウザでのポップアップとアプレット実行を「許可」に設定する必要がある。Javaに長く親しんできた読者であれば「アプレット」という名前を懐かしく感じるだろう――そう、ThinkFreeの文書作成機能はJavaアプレットとして動作するのだ。サーバサイドJavaの影ですっかり忘れ去られた感のあるJavaアプレットだったが、こういう形で再び復活を遂げたのはとても感慨深い。