Photoshopライクな「効果」機能を搭載

InDesignを利用するメリットのひとつに、レイアウトソフトながら透明効果が利用でき、ドロップシャドウも簡単に適用できることが挙げられる。InDesign CS3ではこの透明効果の種類が増え、簡単なデザインであれば別にパーツを作っておく必要もなくなった。同時に通常のレイヤーで使える「乗算」や「覆い焼き」などPhotoshopでおなじみの効果も加わり、このためだけにPhotoshop CSを起動する必要はないだろう。

効果機能はPhotoshopのレイヤー効果機能と同様、後から何度でも編集し直すことができる。オブジェクトスタイルとして登録しておけば、同じ効果を複数のオブジェクトに適用することも簡単だ。

製品内覧会では、この機能を使ったサンプルをPDF / X-1aで書き出し、True flowでリッピングした結果が紹介された。通常の透明効果と同様に扱えば、オフセット印刷への利用も問題なさそうだ。

オブジェクトメニューの「効果」メニューに加わったレイヤー効果機能。従来あったドロップシャドウに加え、Photoshop、Illustratorでおなじみのレイヤー効果機能が揃う

効果パレットでは、サブメニューから透明効果を適用することができ、適用済みの印(「fx」表示される」)も確認できる。この印をダブルクリックすれば、透明効果を再編集することが可能

シャドウ(内側)

光彩(外側)

光彩(内側)

ベベルとエンボス

サテン

基本のぼかし

方向性のぼかし

グラデーションぼかし