Coward氏は発表の中で、コンシューマ向けのJREについても言及した。同氏は、Javaプラットフォームのバージョンアップが行われる毎にJREのサイズも増加し、すでにコンパクトな実行環境とは言えなくなっていると指摘する。そこで、今年末から来年初頭を目処にコンシューマ向けの新しいJREをリリースする予定であるという。

これは現状のJREに比べてコンパクトで且つ高速に動作するJREだとのことである。具体的には、プリロードキャッシュの利用したりOSと連携するなどして起動を高速化し、ユーザ環境でストレスなく動作するJREを目指す。

Javaのオープンソース化に伴い、OpenJDKプロジェクトに参加することで誰でもJavaプラットフォームの開発に貢献できるようになった。Java SE 7についても、すでにjava.net内のプロジェクトサイトにおいてスナップショットが公開され、開発に参加することができるようになっている。