天津三維顕示技術有限公司(Tianjin 3D Imaging Technique、以下「天津三維」と略)は、立体画像処理技術の研究開発と関連製品の製造、3D TVコンテンツ製作に携わる外資(合弁)企業だ。天津三維の強みは高い技術力。これまでに、40件以上の独自研究開発成果を取得している。そのうち国内外で特許を取っているものが20件余、中国政府関係省庁の賞は10件以上で受けている。
天津三維は3Dシネマシステム、3Dテレビ、3Dディスプレイ、3D教育製品、3Dカメラなど、一連の3Dシリーズ製品を製造、販売しているメーカーだ。一部製品はすでに、米国、日本、ロシア、ドイツなどに輸出されている。天津三維が制作した3DTVコンテンツは中国国内28のテレビ局によって放映され、世界でも視聴者の最も多く、カバー地域が最も広い3D TVコンテンツとなっている。
天津三維は昨夏、46インチの裸眼立体ディスプレイの販売を始めたが、一カ月も経たないうちに300台を受注した。同社はその独自技術を生かし、立体画像技術におけるリーティングポジションを確保していくとしている。