見やすく使い勝手のよい14型ディスプレイとタイピングしやすいキーボード

液晶ディスプレイのサイズは据え置きでも持ち運びでも使いやすい14型で、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)となっている。ノングレアパネルのため明るい場所でも映り込みが少なく画面が見やすいのが嬉しい。また視野角が広く、斜めからでも色の見え方があまり変わらないのも特徴。色再現性も良好で発色がナチュラルなので、動画視聴や写真編集などにも使いやすそうだ。

ディスプレイは150°程度まで開くことができるため、見やすい角度に調節しやすい。電車の座席やベンチなど、移動中や屋外で使う場合にありがたみを感じそうだ。

本体にはDolby Atmosに対応したステレオスピーカーが内蔵されており、対応コンテンツの場合は立体的で没入感のあるサウンドを再現することができる。プリインストールされている「Dolby Access」で設定すれば、手持ちのイヤホンやヘッドホンでもDolby Atmosの立体音響を楽しむことが可能だ。

キーボードはキーピッチが約19mmあり、キー同士の隙間が適度にあってタイピングしやすかった。キーストロークは約1.2mmと浅めだが、クリック感がしっかりあって入力の取りこぼしなどは起きにくかった。なおキーボードはバックライトが内蔵されており、暗所でも各キーを判別しやすくなっている。家族が寝た後に仕事するときや、カフェの暗めの照明下で使うときなどにはありがたい機能だ。

タッチパッドはクリックボタン一体型で操作スペースが広め。指感触もよく、マルチタッチジェスチャーがしやすかった。

  • 14型のフルHDノングレア液晶ディスプレイが搭載されている

  • ディスプレイは150°前後まで開くことができる

  • Dolby Atmosに対応している

  • プリインストールされている「Dolby Access」の画面。コンテンツに応じたサウンド調節が可能

  • キーピッチ約19mm、キーストローク約1.2mmのフルサイズキーボードを搭載している。タッチパッドはクリックボタンが一体になったタイプ

  • キーボードはバックライトを内蔵する

ハイブリッドアーキテクチャの第12世代Coreプロセッサーを搭載

「mouse B4」シリーズは、第12世代のCore i7-1260Pプロセッサーを搭載した「mouse B4-i7」と、Core i5-1240Pプロセッサーを搭載した「mouse B4-i5」の2種類がラインアップされている。いずれもグラフィックスはCPU統合型のIntel Iris Xe グラフィックスだ。

今回試した機種は、Core i5-1240Pを搭載した「mouse B4-i5」の方で、メモリは16GB、ストレージは512GBのM.2 SSDという構成だった。そこで、それらのパフォーマンスをチェックするため、「CINEBENCH R23」「PCMark 10」「3DMark」「CrystalDiskMark」などのベンチマークソフトでスコアを測ってみた。

まず、CPUの性能を測る「CINEBENCH R23」は、次の結果になった。

CINEBENCH R23
CPU(マルチコア) 8942pts
CPU(シングルコア) 1667pts

モバイル向けの第12世代Coreプロセッサーは、プロセッサー・ベース電力が9Wまたは15Wの「Uシリーズ」と、28Wの「Pシリーズ」の2種類あり、スタンダードなモバイルPCにはCore i5-1240UやCore i5-1245Uなどの末尾に「U」がつくUシリーズが採用されることが多い。Uシリーズは省電力性を重視した10コア12スレッドのプロセッサーで、高性能なPコアが2つ、高効率なEコアが8つという構成になっている。

一方、本製品はよりパフォーマンスを重視したPシリーズのCore i5-1240Pを採用している。Core i5-1240Pは高性能なPコアが4つ、高効率なEコアが8つ搭載された12コア16スレッドのプロセッサーで、コア数の多さから推測される通りマルチスレッド性能が非常に高い。複数のアプリを同時に実行するマルチタスクや動画のエンコードなどはとくに快適に行えそうだ。

続いて、PCの総合的なパフォーマンスをチェックするため「PCMark 10」を実行してみた。

PCMARK 10
総合スコア 5184
Essentials 9756
Productivity 6640
Digital Content Creation 5838

快適に動作する目安は、基本性能を示すEssentialsが4100、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが4500、クリエイティブアプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationが3450となっているが、本製品はいずれも大きく超えている。普段使いはもちろんのこと、画像編集や映像編集などもある程度快適に行えることがわかる。

次に、グラフィック性能を測るため「3DMark」も試してみた。

3DMark Time Spy
Time Spy score 1473
Graphic score 1293
CPU score 6986
3DMark Fire Strike
Fire Strike score 3937
Graphic score 4253
Physics score 20261
Combined score 1424
3DMark Night Raid
Night Raid score 14136
Graphic score 15828
CPU score 8804

CPU内蔵のグラフィックスとしては高めのスコア。本格的な3Dゲームを楽しむには力不足だが、軽めのオンラインゲームなら楽しめそう。画像編集やちょっとした動画編集などには十分なパフォーマンスだ。

最後に、「CrystalDiskMark」でストレージの性能も測ってみた。試用機には512GBのNVMe対応M.2 SSD(PCI Gen3×4)が搭載されていたが、その高速さがわかる結果になった。なお、BTOオプションではPCI Gen4×4のSSDを選択することもできる。そちらの場合はシーケンシャルリードが最大6700MB/sとより高速なので、少しでもパフォーマンスを高めたい場合は検討してみるといいだろう。

CrystalDiskMark
1M Q8T1 シーケンシャルリード 2490.95
1M Q8T1 シーケンシャルライト 1814.32
1M Q1T1 シーケンシャルリード 1823.13
1M Q1T1 シーケンシャルライト 1616.84
4K Q32T1 ランダムリード 330.95
4K Q32T1 ランダムライト 421.36
4K Q1T1 ランダムリード 53.48
4K Q1T1 ランダムライト 164.30

シャンパンゴールドオリーブブラックの2色のカラバリ展開が魅力的な「mouse B4-i5」。直販サイトでは通常価格139,800円(税込)~で販売されており、その性能やデザイン性の高さなどを考えるとコストパフォーマンスも良好だ。仕事からプライベートまで幅広いシーンで使える高性能なノートPCを探している人には、ぜひ注目してみてほしい製品だ。

「mouse B4-i5(シャンパンゴールド)」
の詳しくはコチラ

「mouse B4-i5(オリーブブラック)」
の詳しくはコチラ

※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 mouse B4-i5(シャンパンゴールド)mouse B4-i5(オリーブブラック)
ディスプレイ 14型フルHDノングレア(1,920×1,080)
CPU Intel Core i5-1240Pプロセッサー
メモリ 16GB DDR4-3200
M.2 SSD 512GB(NVMe対応)
チップセット
光学ドライブ
グラフィックス Intel Iris Xe グラフィックス
OS Windows 11 Home 64ビット
インタフェース HDMI、Thunderbol 4、USB 3.0 Type-A×2、USB 3.1 Type-C、ヘッドホン出力/ヘッドセット、SDメモリーカードリーダー
サイズ 約W320×D215×H19mm
重量 約1.38kg
バッテリー
駆動時間
約10時間
価格 139,800円(税込)~

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2022/12/8(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

[PR]提供:マウスコンピューター