定番ベンチマークで基本性能をチェック
Katana GF76 12U シリーズはいったいどのぐらいのパフォーマンスを備えているのだろうか? まずは定番ベンチマークから実施してみよう。今回は総合ベンチマーク「PCMark 10 v2.1.2525」、3Dベンチマーク「3DMark v2.22.7334」、CPUベンチマーク「CINEBENCH R23.000」、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 8.0.4」を実施した。下記がその結果だ。
ベンチマークを実施する際には統合ユーティリティー「MSI Center」の「User Scenario」を「究極のパフォーマンス」に変更し、詳細設定の「コアクロックオフセット」、「VRAMクロックオフセット」を「200MHz」、「クーラーブースト」を有効にした状態で実施している。
PCMark 10 v2.1.2525 | |
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総合 | 7403 |
Essentials | 10416 |
Productivity | 9878 |
Digital Content Creation | 10703 |
3DMark v2.22.7334 | |
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Time Spy | 10122 |
Fire Strike | 23249 |
Port Royal | 6576 |
Wild Life | 54239 |
CINEBENCH R23.000 | |
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CPU(Multi Core) | 16388 pts |
CPU(Single Core) | 1784 pts |
CrystalDiskMark 8.0.4 | |
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1M Q8T1 シーケンシャルリード | 3595.346 MB/s |
1M Q8T1 シーケンシャルライト | 3462.672 MB/s |
1M Q8T1 シーケンシャルライト | 2227.414 MB/s |
1M Q1T1 シーケンシャルライト | 3445.748 MB/s |
4K Q32T1 ランダムリ-ド | 874.234 MB/s |
4K Q32T1 ランダムライト | 579.358 MB/s |
Wild Life4K Q1T1 ランダムリ-ド | 73.076 MB/s |
4K Q1T1 ランダムライト | 297.815 MB/s |
PCMark 10で結果の詳細を見てみると、「Premium gaming PC(2020)」のスコアが「7163」となっているので、Katana GF76 12Uはその1.03倍のスコアを記録したことになる。「Core i7-12700H」と「GeForce RTX 3070 Ti Laptop GPU」を組み合わせているだけに、ゲーミングノートPCとしてトップクラスのパフォーマンスを備えていると言える。
「Fortnite」プレイ時の平均フレームレートは101.4fps
次は実際のアプリケーションでどのぐらいのパフォーマンスを発揮するのかチェックしてみよう。まず「Fortnite」をプレイしてみたが、解像度1,920×1,080ドットで平均フレームレートは101.4fps、最小フレームレートは54.8fps、最大フレームレートは139.4fpsとなった。平均フレームレートが101.4fpsに達しているだけに、実際にプレイしていてコマ落ちや引っかかりなどはほとんど感じない。至近距離での撃ち合いなどのシチュエーションでも相手を見失うことなく、有利に戦いを進められるはずだ。
次はクリエイティブ系アプリでのパフォーマンスを計測してみたが、100枚のRAW画像(7,952☓5,304ドット)を現像(カラ- - 自然)するのにかかった時間は2分48秒78、5分の4K動画をH.264形式で書き出すのにかかった時間は1分25秒92と、非常に短時間で処理を完了した。高負荷な現像、書き出しにかかる時間を短縮できれば、創作本来の作業に時間を割くことができる。もちろん、編集時の操作感も快適だ。Katana GF76 12U シリーズはクリエイターの高い要求に応えるマシンであることは間違いない。
多彩な用途を快適化してくれるハイパフォーマンスゲーミングノートPC
Katana GF76 12Uシリーズは、ゲームはもちろんのこと、動画配信、動画編集、画像編集などのクリエイティブ用途にマルチに使える高い処理性能を備えつつ、実売価格で25万円切りとコストパフォーマンスに優れたモデルだ。多彩な用途を快適化するハイパフォーマンスゲーミングノートPC を、できるだけ安価にゲットしたいという方に大注目の一台と言えるだろう。