MSIは2月3日、17.3型ゲーミングノートPC「Katana GF76 12Uシリーズ」を発売した。今回お借りしたモデル「Katana-GF76-12UGS-032JP」の実売価格は247,000円前後 から。Katana GF76 12Uシリーズは「Core i7-12700H」と「GeForce RTX 3070 Ti Laptop GPU」を組み合わせたゲーミングノートPC。今回MSIより本製品の実機を借用したので、スペック解説、外観チェックから、ゲームやクリエイティブアプリでの実性能検証にいたるまで、徹底実機レビューをお届けしよう。
ハイパフォーマンスなCPU&GPUの性能を強力冷却システムで最大限に発揮
Katana GF76 12Uシリーズは、OSに「Windows 11 Home 64ビット」、CPUに第12世代(Alder Lake)の「Core i7-12700H」(14コア[6P+8E]、20スレッド、Pコア(最大4.7GHz)、Eコア(3.5GHz))、ディスクリートGPUに「NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti Laptop GPU(8GB GDDR6)」を採用。メモリは16GBまたは32GB(DDR4-3200、SO-DIMM、最大64GB)、ストレージは1TB(M.2 NVMe)を搭載している。用意されているモデルはメモリ容量違いの16GB版「Katana-GF76-12UGS-032JP」(実売価格247,0000円前後)と32GB版「Katana-GF76-12UGS-033JP」(実売価格270,000円前後)の2製品だ。
本機のハイパフォーマンスなCPUとディスクリートGPUのピークパワーを長時間引き出すため、2基のファン、複数のヒートパイプから構成される強力冷却システム「Cooler Boost 5」を搭載。高負荷でも長時間の安定動作を実現している。
メモリ以外のスペックは共通。ディスプレイは17.3型フルHDノングレア(1,920×1,080ドット、144Hz)。ディスプレイ上部には92万画素ウェブカメラとデュアルマイクが内蔵されている。
インターフェイスは、USB3.2 Gen1 Type-C(右側面×1)、USB3.2 Gen1 Type-A(右側面×1、左側面×1)、USB 2.0(左側面×1)、HDMI(右側面×1)、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応有線LAN(右側面×1)、3.5mmヘッドセット端子(右側面×1)を搭載。ワイヤレス通信は、IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 5.2をサポートする。
本体サイズは398×273×25.2mm、重量は公称値で約2.6kg。バッテリは53.5Whのリチウムイオンを内蔵している。バッテリ駆動時間は非公表だ。
本製品の売りは、やはりパワフルなPコアと省電力なEコアを組み合わせた第12世代(Alder Lake)の「Core i7-12700H」と、ゲームでの3Dグラフィックスだけでなく動画・画像の編集や書き出しが快適になるディスクリートGPU「NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti Laptop GPU」を搭載していること。実際にどのぐらいのパフォーマンスを発揮するかは、ベンチマークの章で検証してみよう。