何がしたいのか、それが一番肝心!

人気ゲームを実際に使ってのクロスレビューだが、間違えないようにしていただきたいのは「セッティングの差はあるものの、両者ともCODBOCWをプレイするには十分な実力がある」という部分だ。一見すると、エントリーモデルの「G-Tune P5-144」では厳しいか、と思う人も多いかもしれないが、ストーリーや対戦を楽しむ要素はフレームレートや表現力だけではないことも理解しておくことが大切だ。

結局それらの要素は、勝ちにこだわる、没入感にこだわる、といった自分のプレイスタイルへの課題にもなるので、自分がどんなタイトルで遊びたいのか、競技志向なのか、カジュアルにみんなとワイワイやるのかで、選ぶべきゲーミングPCが変わってくるのである。

  • このとおりセッティングを詰めていけば、G-Tune P5-144でも90フレーム前後でプレイできるところまで持っていける

ただし、予算が潤沢であれば、ハイエンドモデルを手に入れたほうが結局は得になるのを理解しておくことも必要。先ほども触れたが、ハイエンドモデルは高額であるゆえに、パフォーマンスが圧倒的に高く、ゲーム要件に対して余裕もあるので、続々と出てくる新タイトルに長期間対応できる。今は競技志向でなくても、2年後に趣向が変わってPCを買い替えたくなる可能性があるなら、ここで思い切って投資をしておくのも一つの手だ。

まぁこのへんは筆者も失敗を繰り返してきたタイプなので、偉そうなことはいえないが(笑)、夢中になれる趣味がPCゲームだと思うなら、そのための資金はできる限り潤沢に準備しておくほうが、後々自分を楽にしてくれるはずだ。

  • G-Tune H5でも、マルチプレイでレイトレーシングをフルウルトラにして混戦に飛び込むと、80フレーム程度まで落ちる瞬間がある。しかしその分、画面により現実感が増すので、どこまで求めるかをしっかり見極めることが大切だ

今回の2機種は、パフォーマンスや価格帯から、それぞれの立ち位置がしっかり定まっているだけに、両者とも安心しておすすめできる製品といえる。特にノートタイプのゲーミングPCは、スペックの差し替えができない分、購入時の完成度の高さが求められる。その点、G-Tuneブランドは安心できるので、どちらを選ぶにしても満足のいく出資となるだろう。みなさんも自分のプレイスタイルをしっかりと見極め、今後のゲーム人生を楽しく彩ってくれるPCを手に入れていただきたい。

  • 「G-Tune H5」も「G-Tune P5-144」も共にそれぞれのグレードや役割に見合ったバランスの良さが際立つ製品だ。自分のプレイスタイルに合わせて選べば必ず満足のいくパフォーマンスを提供してくれる

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2021/11/26(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

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