Ryzen 5000 Uシリーズを搭載しマルチタスクが快適

mouse B5-R5(2021年モデル)」は、CPUに6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 5500Uが採用されている。動作周波数は2.1GHz(最大4.0GHz)で、グラフィックスはCPU内蔵のAMD Radeonグラフィックスだ。

今回はそのパフォーマンスをチェックするため、「CINEBENCH R23」「PCMark 10」「3DMark」「CrystalDiskMark」などのベンチマークソフトでスコアを測ってみた(なお、本機はプリインストールされているユーティリティ「Control Center」で動作モードを変更できるが、今回は「パフォーマンス」モードに設定して計測している)。

まず、CPUの性能を測る「CINEBENCH R23」は、次の結果になった。

CINEBENCH R23
CPU(マルチコア) 7600pts
CPU(シングルコア) 1114pts

6コア6スレッドだった前世代のRyzen 5 4500Uと比べると、スレッド数が倍に増えていることもあってマルチコア性能が6割ほど伸びている。競合するインテルのCore i5-1135G7(4コア8スレッド/2.40〜4.20GHz)と比較しても、マルチコアは4割近い差をつけて上回っており、プロセッサーの性能の高さがわかる。複数の処理を同時に行うようなシーン、例えばマルチタスクなどでは、この差が快適さにつながってくるはずだ。

続いて、PCの総合的なパフォーマンスをチェックするため「PCMark 10」を実行してみた。

PCMark 10
総合スコア 4737
Essentials 8622
Productivity 7545
Digital Content Creation 4436

快適に動作する目安は、基本性能を示すEssentialsが4100、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが4500、クリエイティブアプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationが3450となっているが、本機はいずれも大きく超えている。普段遣いはもちろんのこと、画像編集や映像編集などもある程度は快適に行えることがわかる。

次に、グラフィックス性能を測るため「3DMark」も試してみた。

3DMark Time Spy
Time Spy score 658
Graphic score 575
CPU score 3690
3DMark Fire Strike
Fire Strike score 1644
Graphic score 1831
Physics score 15372
Combined score 530

CPU内蔵のグラフィックスとしては高めのスコア。本格的な3Dゲームを楽しむには力不足だが、軽めのオンラインゲームなら楽しめそうだ。画像編集やちょっとした動画編集などには十分なパフォーマンスといえる。

最後に、「CrystalDiskMark」でストレージの性能も測ってみた。試用機には256GBのNVMe対応M.2 SSDが搭載されていたが、その高速さがわかる結果になった。

CrystalDiskMark
1M Q8T1 シーケンシャルリード 2546.88 MB/s
1M Q8T1 シーケンシャルライト 1280.66 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルリード 1546.32 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルライト 1238.22 MB/s
4K Q32T1 ランダムリード 373.88 MB/s
4K Q32T1 ランダムライト 315.87 MB/s
4K Q1T1 ランダムリード 43.58 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト 111.86 MB/s

狭額縁デザインを採用し15.6型ディスプレイを搭載しながら、持ち運びも可能な薄型軽量ボディを実現した「mouse B5-R5(2021年モデル)」。

  • マルチコア性能に優れるAMD Ryzen 5 5500Uが搭載されている

直販サイトでは87,780円(税込)~という比較的手頃な価格で販売されており、その筐体の質感や可搬性、パフォーマンスの高さなどを考えると、とても魅力的。幅広いシーンで使える高性能なノートPCを探している人には、有力な選択肢の一つとなるのは間違いなさそうだ。

レビュー製品の詳細はコチラ

※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 mouse B5-R5(2021年モデル)
ディスプレイ 15.6型フルHDノングレア(1,920×1,080)
CPU AMD Ryzen 5 5500U
メモリ 8GB DDR4-3200 SODIMM
M.2 SSD 256GB(NVMe対応)
チップセット
光学ドライブ
グラフィックス AMD Radeonグラフィックス
OS Windows 10 Home 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN、
Intel Wi-Fi 6 AX200(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)+Bluetooth 5モジュール内蔵無線LAN
インタフェース USB Type-C 3.1(右側面×1)、USB Type-A 3.0(右側面×1)、
USB Type-A 2.0(左側面×2)
サイズ W360.4×D239.3×H19.9mm(折り畳み時/突起部含まず)
重量 約1.62kg
バッテリー
駆動時間
約7.5時間
価格 87,780円(税込)~

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2021/10/21(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

[PR]提供:マウスコンピューター