見やすいディスプレイと使いやすいキーボードを搭載

液晶のサイズは15.6型で、解像度はフルHD(1920×1080ドット)と一般的なスペック。ノングレアパネルを採用しているため、日中の窓際や明るい照明の下などでも映り込みが少なく画面が見やすい。ブランド名に「iiyama」を冠するだけあって、ディスプレイの品質は高く、色再現性や視野角などに不満はない。

リフレッシュレートは60Hzで一般的な用途には十分だが、ゲーミングPCのディスプレイとして見ると若干物足りなさを感じるのが正直なところ。もっともFPSやTPSなどの素早い動きが重要になるタイトルをガッツリやり込むのでなければ、本製品のディスプレイでも問題なく楽しむことができるはずだ。

ディスプレイ上部には100万画素のWebカメラとマイクが内蔵されており、ビデオチャットやWeb会議などに利用可能。またWi-Fi 6に準拠した無線LANを搭載しているため、Wi-Fi 6対応ルーターを使えば高速で遅延の少ないインターネット接続が実現でき、オンラインゲームや動画の鑑賞などもより快適に行える。

キーボードは各キーが独立したアイソレーションタイプで、キーピッチは実測で約19mm。キーストロークも十分あるためタイピングはかなりしやすく、長時間の文字入力でも疲れを感じにくかった。またテンキーを標準で搭載しているのも評価できる部分だ。

ちなみにキーボードにはバックライトが内蔵されており、プリインストールされているユーティリティ「LED KEYBOARD SETTING」で、色や明るさを変更することができる。ゾーンごとに異なる色を設定するなど、複雑なことはできないが、ゲーミングPCらしい雰囲気を味わうことが可能だ。

このほか、タッチパッドにはクリックボタンが独立したタイプが採用されている。ボタンを押しながらドラッグするような操作がしやすいので、オフィスアプリや画像編集アプリなどでも使いやすく感じた。

  • 15.6型フルHDの液晶ディスプレイを搭載している。ノングレアパネルのため映り込みが少なく明るい場所でも見やすい

  • ディスプレイ上部には100万画素のWebカメラとマイクが内蔵されている

  • アイソレーションタイプのキーボードを採用。テンキーも標準搭載されている

  • プリインストールされている「LED KEYBOARD SETTING」。バックライトの色や明るさを変更できる

  • キーボードバックライトを赤や青、緑などの色に変更することができる

  • タッチパッドはクリックボタンが独立したタイプ。マウスを使うときは、Fnキー+F1キーでタッチパッドをオフにして誤動作を防ぐことも可能