人気ゲームタイトルも快適に楽しめる性能
ゲームを快適に楽しむためには、CPUやグラフィックスの性能も重要。G-Tune P5-Hは、CPUに6コア12スレッドの第10世代Intel Core i7-10750Hを採用している。動作周波数は2.60GHz(ターボ・ブースト時に5.00GHz)で、ゲームプレイはもちろんだが、ゲームの実況配信を行うにも不足はない性能だ。
グラフィックスはゲーム向けとしてはエントリークラスのNVIDIA GeForce GTX 1650 Tiが搭載されている。エントリークラスとはいってもPUBGやFinal Fantasy XIV 漆黒のヴィランズなど、中程度の負荷のゲームを楽しむには十分な性能を持っているだろう。
このほか、16GBのDDR4-2666メモリ、NVMe対応の512GB SSDを採用しており、データアクセスが高速なのも特徴だ。
今回はそのパフォーマンスをチェックするため、「CINEBENCH R23」「PCMark 10」「3DMark」「CrystalDiskMark」などのベンチマークソフトでスコアを測ってみた。
まず、CPUの性能を測る「CINEBENCH R23」は次の結果になった。
CINEBENCH R23 | |
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CPU(マルチコア) | 7675pts |
CPU(シングルコア) | 1263pts |
1世代前のCore i7-9750Hからは、シングルコアで1割前後、マルチコアで2割程度スコアがアップしており、より負荷の高い処理も快適に実行できるようになっている。
続いて、PCの総合的なパフォーマンスをチェックするため「PCMark 10」を実行してみた。
PCMark 10 | |
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総合スコア | 5480 |
Essentials | 9279 |
Productivity | 7536 |
Digital Content Creation | 6389 |
ベンチマークソフトの開発元によると、快適さの目安となるスコアは、基本性能を示すEssentialsが4100、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが4500、クリエイティブアプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationが3450。本機はいずれのスコアも大きく超えており、普段使いはもちろんのこと、画像編集や映像編集などの重めの作業もストレスなく行えることがわかる。
次に、グラフィック性能を測るため「3DMark」も試してみた。
3DMark Time Spy | |
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Time Spy score | 4073 |
Graphic score | 3829 |
CPU score | 6385 |
3DMark Fire Strike | |
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Fire Strike score | 9629 |
Graphic score | 10534 |
Physics score | 18416 |
Combined score | 4080 |
従来製品のG-Tune P5が搭載するNVIDIA GeForce GTX 1650もパフォーマンスは高かったが、本機の3Dグラフィックス性能はそれよりも8%程度アップしている。Final Fantasy XVのような重めのゲームも、画質を低めに設定すれば快適に動作する性能だと想定できる。
このほか「CrystalDiskMark」でストレージの性能も測ってみた。試用機には512GBのNVMe対応M.2 SSDが搭載されていたが、その高速さがわかる結果になった。
CrystalDiskMark | |
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1M Q8T1 シーケンシャルリード | 2243.34 |
1M Q8T1 シーケンシャルライト | 1122.94 |
1M Q1T1 シーケンシャルリード | 1953.25 |
1M Q1T1 シーケンシャルライト | 1119.93 |
4K Q32T1 ランダムリード | 519.86 |
4K Q32T1 ランダムライト | 352.98 |
4K Q1T1 ランダムリード | 67.56 |
4K Q1T1 ランダムライト | 171.88 |
なお本機は、3D映像の描写を行わないなど外部グラフィックスを使用しないときに、消費電力の少ないCPU内蔵グラフィックスに自動的に切り替わるMS-HYBRID機能を備えており、バッテリーは最大約10.5時間の長時間駆動が可能。またプリインストールされているユーティリティ「Control Center」を使えば、性能を優先する「パフォーマンス」、バッテリーの持ちを優先する「省電力」など、動作モードを手動で選ぶこともできる。ファンの音を抑える「静音」などのモードもあるので、シーンに応じて使い分けると便利だろう。
15.6型液晶ディスプレイを搭載しながら薄型軽量ボディを実現したG-Tune P5-H。ゲームプレイに必要な性能を備えながら直販サイトでは標準構成時に159,280円(税込)という価格で販売されており、コストパフォーマンスもかなり高い。おうち時間を利用してPCゲームを楽しみたいという人から、単純に高性能なノートPCが欲しいという人まで、幅広いユーザーにおすすめできる一台といえるだろう。
※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
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型番 | G-Tune P5-H |
ディスプレイ | 15.6型フルHDノングレア(1,920×1,080) |
CPU | Intel Core i7-10750H |
メモリ | 16GB DDR4-2666 SODIMM |
M.2 SSD | 512GB(NVMe対応) |
チップセット | モバイル Intel HM470 |
光学ドライブ | - |
グラフィックス | GeForce GTX 1650 Ti/Intel UHD グラフィックス |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN、 Intel Wi-Fi 6 AX201(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)+ Bluetooth 5モジュール内蔵無線LAN |
インタフェース | USB Type-C 3.1×1(右側面)、 USB Type-A 3.0×2(左側面×1、右側面×1)、USB 2.0×1(左側面) |
サイズ | W359.5×D238×H22.8mm(折り畳み時/突起部含まず) |
重量 | 約2.01kg |
バッテリー 駆動時間 |
約10.5時間 |
価格 | 159,280円(税込)~ |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2021/7/1(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
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