上位機種に負けない高品質な薄型軽量ボディ
「mouse C4」は14型のディスプレイを搭載しながら、狭額縁デザインを採用することで約W325×D219.3×H19mmという、比較的コンパクトなサイズを実現している。重量も約1.29~1.30kgと軽い。カバンなどに入れると、11〜13型クラスのモバイルノートとあまり変わらない感覚で気軽に持ち運ぶことができる。
ACアダプタも小型軽量なので、本体と一緒に持ち歩いても負担になりにくいのがうれしいところ。カフェやコワーキングスペースなど、出先で作業したい場合や、ワーケーションする場合も、これなら「持っていくべきか置いていくべきか」と悩まずに済みそうだ。
ボディカラーは天板やキーボード面がシルバー、底面やヒンジ、キートップがブラックとなっている。シルバーといっても、どちらかというと落ち着いた色合いで、梨地仕上げを施した金属風の上品な質感なので、プライベートだけでなくビジネスシーンでも違和感はない。
インタフェースは、本体左側面にセキュリティスロット、USB2.0(Type-A)、microSDカードスロット、ヘッドセット端子が、本体右側面にUSB 3.0(Type-C)、USB 3.0(Type-A)、HDMI、電源端子が搭載されている。
今回試用した8GBメモリモデルの場合は、通信機能としてWi-Fi 6とBluetooth 5.0も装備。また、本体底面にはM.2規格のスロットも用意されており、ネジ1本外すだけで簡単に内部にアクセスできるようになっていた。保証の範囲外にはなるが、使っていて内蔵ストレージの容量が足りなくなった場合も、比較的容易にSSDを交換できると思われる。
このほか、ディスプレイ上部にWebカメラとデュアルアレイマイク、本体底面にはステレオスピーカーが搭載されている。別途外付けのカメラなどを購入しなくても、本機だけでオンライン会議やビデオ通話などに対応することが可能だ。
高品位なノングレア液晶ディスプレイを搭載
液晶ディスプレイは14型フルHD(1,920×1,080ドット)ノングレアパネルで、映り込みが少なく見やすいのが特徴。視野角も広く、斜めから見ても色味の変化はほとんど感じられない。価格を考えると非常に優秀なディスプレイで、文書作成はもちろん、写真編集や動画鑑賞まで幅広く活躍してくれそうだ。
ちなみにディスプレイは、180度まで開くことができる。画面の角度調節は非常にスムーズで、好みの位置でしっかり固定可能。完全に開き切った状態だと、どの方向からも表示が見やすいので、打ち合わせや商談で相手に画面を見せながら説明したいときなどにとても便利だ。
キーボードはキーピッチが実測で約19mmあり、キーとキーの隙間も適度に空いているため、タイピングはしやすく感じた。力を入れてタイピングするとキーボード面が若干たわむが、打鍵感は良好で、長時間入力する場合でも疲れにくい印象だ。
タッチパッドはクリックボタン一体型。操作スペースが広いため、ズームやスクロールなどのジェスチャーもしやすく感じた。