最後にパフォーマンスをチェックしてみよう。今回は総合ベンチマーク「PCMark 10 v2.1.2506」、3Dベンチマーク「3DMark v2.16.7113」、CPUベンチマーク「CINEBENCH R15」と「CINEBENCH R23」、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 8.0.0」を実施した。結果は下記の通りだ。

PCMark 10 v2.1.2506
総合 4538
Essentials 8497
Productivity 7446
Digital Content Creation 4009
3DMark v2.16.7113
Time Spy 704
Fire Strike 1766
CINEBENCH R15.0
OepnGL 36.85 fps
CPU 840 cb
CPU(Single Core) 179 cb
CINEBENCH R23
CPU 5184 pts
CPU(Single Core) 1169 pts
CrystalDiskMark 8.0.0
1M Q8T1 シーケンシャルリード 459.885 MB/s
1M Q8T1 シーケンシャルライト 490.082 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルリード 494.614 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルライト 475.014 MB/s
4K Q32T16 ランダムリード 269.960 MB/s
4K Q32T16 ランダムライト 270.862 MB/s
4K Q1T1 ランダムリード 29.922 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト 98.717 MB/s

mouse CT6」は6コア6スレッド、2.30~4.00GHz動作の「AMD Ryzen 5 4500U」を搭載しており、「PCMark 10」の総合スコアは4538、「3DMark」のTime Spyは704、Fire Strikeは1766、「CINEBENCH R15」のCPUは840 cb、「CINEBENCH R23」のCPUは5184 ptsというスコアを記録した。CINEBENCHのCPUスコアで比較すると、第10世代(Ice Lake)のインテルCoreプロセッサーを搭載する薄型ノートPCのフラッグシップモデルを上回っている。

一方、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 8.0.0」のスコアはシーケンシャルリードが459.885 MB/s、シーケンシャルライトが490.082 MB/sにとどまっている。個人的には、一般的な用途であれば今回のSATA接続のSSDで十分な読み書き速度だと思うが、体感速度をさらに向上させたい場合には、より高速なNVMe接続のSSDを選択することをおすすめする。

筐体がコンパクトなので発熱が心配だったが、「CINEBENCH R23」を連続10分間動作させても本体表面の発熱は33.7℃にとどまっていた(室温19.4℃で測定)。一般的なノートPCより10℃以上低いので、よほど室温が高くない限りは、発熱によるパフォーマンス低下を心配する必要はなさそうだ。

  • 左側面の最大温度は33.7℃(室温19.4℃で測定)

  • 右側面の最大温度は30.7℃

画像・動画編集用途もこなせる「家庭向けPC」

 「mouse CT6」は、横幅28mmの超小型デスクトップPCながら、ビジネスアプリケーションはもちろんのこと、画像・動画編集用途もこなせるパフォーマンスを備えている。家庭内学習や動画視聴などを主な目的とした、生活空間に溶け込む「家庭向けPC」を探している方に、もってこいの一台といえる。

  • 今回のレビューに使用したディスプレイはiiyamaの「ProLite X2888HS-2A」。28型の大画面は、親子で一緒に画面を見ながら家庭内学習するのにぴったりだ

※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 mouse CT6
CPU AMD Ryzen 5 4500U
メモリ 8GB DDR4-2666
M.2 SSD 256GB(SATA)
チップセット
光学ドライブ
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス
OS Windows 10 Home 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN、
Wi-Fi 6(11ax)対応無線LAN+Bluetooth 5
インタフェース USB 3.0×1(Type-C/前面×1)、
USB 3.0×4(Type-A/背面×2、前面×2)、USB 2.0×2(前面)
サイズ W194×D150×H28mm
ディスプレイ
価格 69,800円(税別)~

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2021/1/20(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

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