テレワークやオンライン授業が社会に浸透したことで、持ち運び可能で、通常作業を問題なくこなせるスタンダードノートPCの需要が高まっている。仕事や学びの環境を改善するため、ニューマシンの導入を検討している方も多いはずだ。とはいえ、もともとは予定になかったPC購入、無尽蔵な購入資金があるわけではない。

快適なテレワーク環境のため、性能には妥協したくないが、コストはできるだけ抑えたいというのは至極まっとうな要求といえる。そして、こうしたユーザーの思いに応えてくれるのが、マウスコンピューターから発売されているスタンダードノートPC「mouse B5」シリーズであり、さらにそのうち“Ryzen”搭載モデル「mouse B5-R5」なのである。

日常的な作業をラクラクこなすパワフルなCPU「AMD Ryzen 5 4500U」を採用した、コストパフォーマンス抜群の製品だ。

■試用機の主な仕様

型番 mouse B5-R5
ディスプレイ 15.6型フルHDノングレア(1,920×1,080)
CPU AMD Ryzen 5 4500U(6コア6スレッド、2.30~4.0GHz)
メモリ 標準:8GB
BTOカスタマイズ:16GB PC4-21300 DDR4 SODIMM(+6,700円)
M.2 SSD 256GB(SATA3)
グラフィックス AMD Radeonグラフィックス(CPU内蔵)
OS Windows 10 Home 64ビット
LAN インテル® Wi-Fi 6 AX200 (最大2.4Gbps ※10/ IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) + Bluetooth 5モジュール内蔵+LTE通信モジュール
標準:モバイルネットワーク無し
BTOカスタマイズ:LTE通信モジュール(内蔵) ※別途標準SIMをご用意いただく必要があります(+15,000円)
価格 86,500円~

15.6型スタンダードノートPCとしてはモビリティに優れるのが、mouse B5-R5の大きな特徴といえる。厚さは約19.9mmで、重さは約1.62kg。持ち上げてみると、本体の大きさから来るイメージを裏切る“軽さ”を実感できる。

  • 15.6型フルHD液晶とテンキー付きキーボードを採用したスタンダードノートだが、重さは1.62kgで、外出時のパートナーとしても十分に使える

ボディカラーはクールな印象を与える新色「アイスシルバー」を採用しており、他のmouse B5シリーズとの差別化も図られている。

  • 他のmouse B5シリーズには採用されていない新色「アイスシルバー」を採用。クールでありながら温かみも感じられる独特のカラーで所有満足度を高めている

さらに特筆すべきは充実した基本性能だ。CPUには、クラスを超えたマルチコア性能を誇る「AMD Ryzen 5 4500U」を採用。6コア6スレッドで動作クロック2.3GHz~4.0GHzのミドルクラスのCPUだが、日常的な作業ではまったく問題のないパフォーマンスを発揮してくれる。また、CPUに統合された「AMD Radeon グラフィックス」は、内蔵グラフィックスのイメージを覆す性能を持っており、3Dゲームをプレイしたり、高解像度の動画を視聴したりといった使い方でも、性能不足を感じることが少ない。

バッテリー駆動時間は約8.5時間と、CPUのパフォーマンスを考えるとなかなかのもの。マウスコンピューター製品ではお馴染みのユーティリティツール「CONTROL CENTER 3.0」も搭載されており、「Power Modes」でバッテリー消費量を軽減したり、「FAN Speed Control」でCPUファンの回転数を制御したりといったチューニングに対応する。フルパワー時のファンの音はかなり大きいが、通常の使い方をしていれば、そこまでファンが回転することはないはずだ。

  • 付属のユーティリティツール「CONTROL CENTER 3.0」は、バッテリー消費とパフォーマンスのバランスを設定できる「Power Modes」と、ファンの回転を設定する「Fan Speed Control」が使える

  • 「Power Modes」では、パフォーマンスの設定を「エンターテイメント」「パフォーマンス」「省電力」「静音」の4つから選択できる

これだけの性能を持ちながら、Web販売価格は79,800円(税別)からと非常にリーズナブル。今回試用したのはメモリを16GBに増設したモデルだが、それでもWeb販売価格は86,500円(税別)とお買い得だ。さらにLTE通信モジュールを追加しても、101,500円(税別)で購入することができる

コストパフォーマンス抜群と評価されるAMD Ryzen 5 4500Uを採用したことで、テレワーク向けPC購入を検討する際の選択肢として、外すことのできない高コスパモデルに仕上がっている。