ニューノーマル時代の到来により、PCの活用方法は大きな変化を遂げた。テレワークや在宅勤務、リモート授業など、利用シーンは広がる一方で、PC選択に頭を悩ませている社会人や学生も少なくないはずだ。

もちろん用途によって最適解は変わってくるが、幅広いシーンで活用したいのならば、性能と機動力(持ち運びやすさ)のバランスに優れたノートPCを選ぶのがベターといえる。そこで注目したいのが、マウスコンピューターのスタンダードノートPC「mouse B5」シリーズの最新モデル「mouse B5-i7」。

15.6型フルHDディスプレイを採用しながら、スリムなデザインと軽量ボディでモバイル用途にも対応。CPUには第10世代のIntel Core i7-1065G7を搭載するなど、基本スペックも充実しており、テレワークをはじめニューノーマル時代のニーズに応えられる製品に仕上がっている。

相反する要素を兼ね備えた製品を求めるユーザーへの最適解

テレワーク用途でPCを選択する場合、モバイルノートを第一候補に挙げるユーザーは多いだろう。ところが、実際にテレワーク環境で作業を行ってみると、画面に表示可能な情報量(ディスプレイサイズ)や、入力のしやすさ(キーボードやタッチパッドの作り)など、実用面でストレスを感じるケースも少なくない。mouse B5-i7は、使い勝手と携帯性という、ある意味、相反する要素を兼ね備えた製品を求めるユーザーへのマウスコンピューターからのひとつの"解"といえる。

  • 「ブラストシルバー」を使ったボディは、シンプルかつスタイリッシュな印象。持ち運んでみると見た目よりも軽いことに驚く

1,920×1,080ドットのフルHDノングレア液晶ディスプレイは視認性が高く、複数のウィンドウを開いても、モバイルノートのようにテキストや画像が小さくて見づらいといったストレスは感じない。

  • ディスプレイ部は、最大180度まで開くことが可能。資料を開いて複数のメンバーで画面を確認するようなケースでも効果的に使える

スタンダードノートPCとしてはコンパクトなボディを採用しているが、キーボード部にはテンキーが用意されており、頻繁に数値入力を行う作業も快適に行える。

  • キーピッチは広く、長時間に渡って文字入力を行っていても入力ミスは少ない印象。タッチパッドも必要十分な大きさで、マルチタッチの操作も快適に行える

キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.8mmと十分で、実際に長文入力を行ってみたところ、入力ミスも少なく指の疲れも感じなかった。タッチパッドは特筆するほど大きいわけではないが、スタンダードモデルの標準的なサイズで、レスポンスもよくスムーズに操作が行えた。

  • スタンダードノートPCだけあって、キーボード右側にはテンキーを装備。数値入力の多い作業の効率化を実現してくれる

総じて入力インタフェースに関しては、実用性を重視してキチンと作り込まれている印象を受ける。

本機のボディにはアルミニウム素材が使われており、15.6型のスタンダートノートPCとしてはかなり薄く(厚さ19.8mm)、比較的軽量(重さ約1.59kg、この重さだと平均2kg近くなることが一般的)なのが特徴。

実際に持ってみると、イメージしていたよりも軽く感じられる。剛性の高いアルミニウム素材に加え、汚れや傷が目立ちにくい新色「ブラストシルバー」が採用されており、テレワークのパートナーとして多少ラフに扱っても問題はなさそうだ。

重さを抑えたぶん、バッテリー駆動時間は約7時間と標準的だが、付属のユーティリティツール「CONTROL CENTER 3.0」の「Power Modes」で「省電力」や「静音」を選び、バッテリー消費量を軽減することも可能。また、動作音についてはCONTROL CENTER 3.0にはCPUファンの回転数を制御できる「FAN Speed Control」も用意されている。