2020年は以前からプログラミング教育開始など、さまざまな教育改革がスタートする年だといわれてきました。しかし実際は、教育改革の影響というよりは「ステイホーム期間」や「ニューノーマルな生活スタイル」の広まりで、急速に子どもの学習環境がデジタル化してきたように感じています。
例えば、筆者宅の小学校低学年の息子の場合、学校から「ホームルームをオンラインで実施するにあたり、子どもが自由に使えるPC(タブレット)を用意できるか」といったアンケートが配布されたり、夏休みの宿題として、タイピングの練習ができる会員制サイトの案内と個人用IDとパスワードを渡されるといった状態です。
我が家には大人用PCとタブレットがあり、子どもは時々それらを借りて使っていましたが、「宿題などで長時間使うなら、子ども専用のPCが必要かもしれない……」といろいろ検討していました。そんなときにマイナビニュース編集部から「ちょうど、子どもが使うのにピッタリのPCがあるので使ってみませんか?」といわれたので、しばらくお借りしました。おかげで、家庭学習がとてもはかどったので、レポートします!
今回試用したのは、マウスコンピューターの「mouse E10」。タッチパネルとペン入力に対応した10.1型ノートパソコンです。
まず子どもに渡す前に、タフさを入念にチェックしました。だって、このmouse E10は、当然要返却。万が一落として破損したら、大問題!
本機は、約76cmの高さの落下テストをクリアしているそうで、多少ぶつけたり、机の上から落としてもヒヤッとしなくてすみそう。よく見ると、ディスプレイ横のインタフェース類は樹脂製のカバーで覆われています。これなら、子どもが宿題をしながら使っているときにも、ホコリや消しゴムのカスなどが入り込むことはないでしょう。(なぜか子どもはいつも消しゴムのカスを作って遊んでいます)。
本体は、IP54規格準拠の防塵防滴仕様。完全防水ではないですが、コップの結露などちょっと水を垂らしたくらいなら大丈夫でしょう。
また、付属のペンは本体の後ろにカチッとはめるだけ。これならしまう場所がわかりやすいため、なくす心配がありません。これはとても大事!
ペンは乾電池式。「ペンの充電がmicro USBだと端子を壊すかも」と不安だったので、ひと安心です。電池キャップはスクリュータイプのため、簡単には外れません。いいぞ! これならなくさない!
キーボードと本体はマグネットを使った着脱式。キーボードをつけて閉じればディスプレイのカバーにもなります。カバーはスエード調の素材で、滑りにくいほか、ベタベタと指紋がつかずキレイな状態を保てます。
本体重量は約980g、キーボードカバーつきでも約1.28kgと軽く、これなら子どもでも容易に持ち運ぶことができそうです。「よし、これなら大丈夫だ!」というわけで、子どもにPCを渡すことにしました。