最後にパフォーマンスをチェックしてみよう。この小型さでどこまでの性能があるのか気になるところ。

今回計測に使用したのは総合ベンチマーク「PCMark 8 v2.10.901」、3Dグラフィックスベンチマーク「3DMark v2.11.6866」、CPU/OpenGLベンチマーク「CINEBENCH R15.0」、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 7.0.0」。下記がベンチマークの結果だ。

PCMark 8 v2.10.901
Home Accelerated 3.0 3710
Creative Accelerated 3.0 4659
Work Accelerated 2.0 4691
3DMark v2.11.6866
Time Spy 436
Fire Strike 1126
CINEBENCH R15.0
OepnGL 52.54 fps
CPU 494 cb
CPU(Single Core) 159 cb
CrystalDiskMark 7.0.0(SSD)
1M Q8T1 シーケンシャルリード 546.717 MB/s
1M Q8T1 シーケンシャルライト 516.283 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルリード 444.389 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルライト 422.157 MB/s
4K Q32T16 ランダムリ-ド 331.300 MB/s
4K Q32T16 ランダムライト 349.821 MB/s
4K Q1T1 ランダムリード 16.894 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト 76.128 MB/s

結果は、総合ベンチマーク「PCMark 8」のHomeは3710、Creativeは4659、Workは4691、3Dグラフィックスベンチマーク「3DMark」のTime Spyは436、Fire Strikeは1126、CPU/OpenGLベンチマーク「CINEBENCH R15.0」のCPUは494 cb、OpenGLは52.54 fps、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 7.0.0」のシーケンシャルリード(1M Q8T1)は546.717 MB/s、シーケンシャルライト(1M Q8T1)は516.283 MB/sとなった。

CPUに本来は薄型ノートPC用の「Intel Core i5-8265U プロセッサー」が搭載されているため、ベンチマークスコアは薄型ノートPCとほぼ同等だ。しかしメモリを16GBと多めに搭載しているので、大容量データを処理してもメモリ不足による速度低下は少なく、また動作も安定している。

Webブラウジングやオフィスアプリケーションなどの一般的なビジネス用途には、十二分なパフォーマンスを備えている。また、4K動画の編集、書き出しはさすがに荷が重いが、フルHD動画の編集、書き出しなら実用的にこなせるだけのパフォーマンスを備えているといえるだろう。

大画面と省スペースのどちらも諦めたくない方にオススメ

製品ジャンル的にはデスクトップPCに位置づけられる「MousePro-M600H」だが、前述のとおり薄型ノートPC用プロセッサーが搭載されているため、オフィスで事務機としての使用には問題のないパフォーマンスだ。

しかしディスプレイ1台の面積に設置できるという省スペース性は、本製品ならではのアドバンテージ。また、移動や設置がラクな点も非常に良い。ノートPCの画面よりはるかに大きな20インチ超えのディスプレイと組み合わせて、快適にPCワークができる環境を構築したいと考えている方にとって、「MousePro-M600H」は魅力的な選択肢といえるだろう。

  • 今回のレビュー記事は、iiyamaの21.5型ディスプレイ「ProLite XU2292HS」を使用している

    今回のレビュー記事は、iiyamaの21.5型ディスプレイ「ProLite XU2292HS」を使用している

※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 MousePro-M600H
CPU Intel Core i5-8265U
メモリ 標準構成:8GB [8GB×1(PC4-19200 / DDR4-2400)]
※試用機は16GB PC4-19200 SO-DIMM(+7,800円)
M.2 SSD 標準構成:256GB SSD (M.2 SATA3 接続)
※試用機は512GB(SATA)(5,800円)
チップセット
光学ドライブ
※カスタマイズ選択可能(外付け)
グラフィックス Intel UHD グラフィックス 620
OS Windows 10 Pro 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN、IEEE802.11 ac/a/b/g/n無線LAN、Intel Wi-Fi 6 AX200 (最大2.4Gbps/ 802.11ax/ac/a/b/g/n) + Bluetooth 5モジュール内蔵
インタフェース USB Type-C 3.1(前面×1)、USB Type-A 3.1(背面×2、前面×2)、USB 2.0(前面×2)
サイズ W26×D151×H195mm
ディスプレイ
価格 標準搭載:89,800円(税別)
※試用機はカスタマイズ込みで11,400円(税込)

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2020/1/28(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

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