マウスコンピューターは、13.3型液晶を採用するモバイルゲーミングノート「G-Tune P3」の販売を開始した。最大の魅力はインテル製CPUとAMD製GPUを統合した「Core i7-8709G」を搭載し、普段使いからゲームまで快適に遊べる万能性が凝縮されていることだろう。早速レビューをお届けしたい。

  • マウスコンピューター「G-Tune P3」

    マウスコンピューター「G-Tune P3」179,800円(税別)

まずは基本スペックをチェックしよう。一番の注目はCPUだ。搭載されているCore i7-8709Gは、競合にあたるインテルとAMDが共同で開発したもの。インテルCPUの4コア8スレッド、動作クロックは3.10GHz(ターボ・ブースト時で最大4.10GHz)とノートPCとしては十分高いスペックに、AMDの高性能なGPU「Radeon RX Vega M GH グラフィックス」を統合。インテルのCPU内蔵GPU(HD グラフィックスシリーズ)はゲームをプレイするにはやや物足りない性能だったが、それを見事に克服した。

  • CPUは第8世代Core i7プロセッサーで4コア8スレッド。CPU-Zで見るとTDP(熱設計電力)は45Wだが、AMDのGPUを統合しているため全体の仕様では100Wになっている

    CPUは第8世代Core i7プロセッサーで4コア8スレッド。CPU-Zで見るとTDP(熱設計電力)は45Wだが、AMDのGPUを統合しているため全体の仕様では100Wになっている

  • CPUにはインテルのライバルAMDのGPU「Radeon RX Vega M GH グラフィックス」も統合されている。最大動作クロックは1190MHz、演算ユニットは24、ビデオメモリは4GB(HMB2)。スペックだけ見るとAMDのRadeon RX 560より同等かちょっと上といえる

    CPUに統合されたAMDの「Radeon RX Vega M GH グラフィックス」。最大動作クロックは1190MHz、演算ユニットは24、ビデオメモリは4GB(HMB2)。スペックだけ見るとRadeon RX 560と同等かちょっと上のGPUだ

メモリは標準で16GB(DDR4-2400)と十分な容量を確保。ストレージは512GBのNVMe SSD、ディスプレイは13.3型のフルHD液晶(光沢タイプ)が採用されている。これで価格は179,800円(税別)だ。マウスコンピューターといえば、スペックを細かく変更できるBTOが有名だが、本機に関してはほぼスペックは固定。しかしストレージは、1TBまたは2TBに変更可能だ。最近では100GBを超えるゲームもあるだけに、多くのゲームをインストールしたい人は大容量SSDを選択するのもありだろう。

無線はIEEE802.11ac/a/b/g/nに対応。最大1.73Gbpsと高速な無線LANルーターと組み合わせて、快適なワイヤレス環境を構築できる。Bluetooth 5もサポートしている。ただ、有線LANポートは省かれていたりする。

  • ディスプレイは13.3型で解像度はフルHD。光沢タイプなので映り込みはあるが、映像は非常に鮮やか

    ディスプレイは13.3型で解像度はフルHD。光沢タイプなので映り込みはあるが、映像は非常に鮮やか

スペックとは関係ないが、直販サイトで注文時にオフィスソフトやセキュリティソフトのみならず、ノートPC用クーラー、外付け光学ドライブ、外付けストレージ、キーボード、マウス、ゲームコントローラー、スピーカー、ヘッドフォン、Webカメラ、ディスプレイ、プリンタ、ブロードバンドルーター、ゲーミングチェアなどあらゆる機器を一緒に選んで購入できる点は、ゲーミングPCならではの気の利いた特長だろう。

マウスコンピューター/G-Tune-P3