2009年にリリースされた「Windows 7」が、ついに2020年1月14日、そのサポートを終了する。法人向けには、重要なセキュリティ更新プログラムを提供する「Windows 7 延長セキュリティ更新プログラム(Windows 7 Extended Security Update)」が最大3年間用意されるが、一般ユーザーは基本的に2020年1月14日までにOSのアップグレードを済ませておくべきだ。
しかし本当にOSのアップグレードがベストの選択なのだろうか? Windows 7リリース当時に発売されたPCと、最新のマシンでは搭載されているパーツが異なり、当然パフォーマンスや使い勝手も大きく変化している。
というわけで今回の記事では、法人向けパソコンブランド「MousePro」の最新モデル「MousePro-S201S2」のレビューを主軸としつつ、2013年9月から2015年3月にかけて販売されていた旧モデルにWindows 7をインストールして、Windows 10搭載最新PCと、Windows 7搭載旧PCのパフォーマンスを比較してみよう。
最新モデルのスペックはいかに?
「MousePro-S201S2」はマウスコンピューターの法人向けパソコンブランド「MousePro」から発売されたスリムデスクトップPCだ。本体サイズはW99×D340×H290mm、重量は約4.2kgと小型軽量なボディに、高負荷データ分析やイラスト制作など、専門職向けの性能を備えているとアピールされている。もちろんオフィスアプリケーションなどにも十二分なパフォーマンスだ。
プロセッサーには「Intel Core i5-9400プロセッサー」(6コア6スレッド、2.90~4.10GHz)を採用。メモリは8GB(PC4-19200 DDR4 SDRAM)を搭載している。そして、ストレージの速度と容量、Officeの搭載非搭載の異なる下記の3モデルが用意されている(CPUとGPU、メモリ容量は共通)。
「MousePro S201S」シリーズのラインナップ | ||
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型番(価格:税別) | ストレージ | Office |
MousePro-S201S- M2-1907 (84,800円) |
512GB NVMe M.2 SSD |
オプション |
MousePro-S201S- A-1910 (96,800円) |
256GB SATA M.2 SSD |
Microsoft Office Personal 2019 |
MousePro-S201S2 (80,800円) |
オプション |
なおプロセッサー、メモリ容量、ストレージの種類と容量、そして光学ドライブ、グラフィックスボードの搭載非搭載などなど、注文時に細かくカスタマイズが可能だ。