シチュエーションその1 ベルリンの地元レストラン

ベルリンのレストランではどこでもほぼ英語が通じたが、そんなスタッフでもデザートメニューのくわしい説明といった場合、英語ではうまく説明できないということがたびたびあった。

そこでドイツ語で説明してもらったところ、英語よりもはるかにわかりやすくしっかりオーダーできた。スタッフもいつものように普通に話をするだけで翻訳できるので、説明しやすかったようだ。

  • ベルリンのレストランでの一幕。店員に対し、日本語で「デザートのメニューを紹介してください」と話すと、店員もスムーズに理解し「ミントリキュールのシャーベットやクラシックなクリームブリュレがあります」と紹介してくれた

シチュエーションその2 ベルリンのイタリアンレストラン

日本でもそうだが、中華料理では中国語、韓国料理では韓国語というように、店内ではその国の言葉でやりとりしているというお店は少なくない。

ベルリンで入ったイタリアンレストランがそのパターンで、オーダーは問題なかったが、残り物を持ち帰えるかと質問したがなかなか理解してもらえず、ポケトークを使ってイタリア語に翻訳したところ、上手く伝えることができた。

シチュエーションその3 オーストリアの駅にて

どこでも使えるポケトークだが、地域や場所によっては回線速度が遅くて翻訳に時間がかかる場合もある。ヨーロッパはスマホで4Gに接続しても速度が遅い場合があり、そんな時はポケトークWの履歴機能を利用して、聞きたいことをあらかじめ翻訳しておくという使い方ができるのは便利だった。

今回は「中央駅まで一番速く行ける電車を教えてください」というフレーズを音声とテキストの両方で伝えたところ、スムーズにやりとりできた。

万が一のトラブルの時に役立つ安心さ

実は今回の海外取材でポケトークWを使って一番便利だったのが緊急時だった。出張先の一つだったベルリンは街中蜂が飛んでいて、著者も移動中にうっかり刺されてしまった。

すぐに薬局に行ったが、軽くパニクっていたせいか英語のフレーズがなかなか出てこず、そこでポケトークを使ってドイツ語で店員に状況を伝えたところ、適切な薬を買うことができた。効能や使い方もドイツ語から日本語に変換してしっかり確認し、履歴に残せたのもあってかその後も大事にならず、無事に取材を続けることができたのだ。

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海外にいる時は何が起こるかわからない。いざという時に日本語で助けを呼んだり、状況を説明したり、逆にその人が普段使っている言葉で説明してもらえるようにしておくのはとても大事だとあらためて実感した。冒頭で紹介した「海外では使えないのでは」という件だが、まったくの杞憂だったことも付け加えておこう。

どこでも使える翻訳ツールとして、また海外に出かける時のお守りとして、ポケトークWはかなりオススメだ。

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