PCケースにはいくつか種類があって、デスクトップ用のタワー型としては、ほかにミニタワー、フルタワーがある。
「LEVEL-R039-i7-RNR-CR」は、ミドルタワー型の筐体を採用しており、その名の通り、中間的な大きさのケースという意味を持つ。
PCケースは本体の内部が広ければ広いほど拡張性が高く、購入したあとでグラフィックスカードを追加したり、HDDを増設するのが容易になる。
ミドルタワーの本機は、サイズと拡張性のバランスが一番いいため、最も普及しているデスクトップPCケースだ。つまり、程よく拡張性も確保されているので、将来の増設やパーツの入れ替え時も苦労しない。
この製品のベースとなっているのが、Intel Core i7-8700とIntel Z390 Expressチップセットによる確かな基本性能だ。第8世代Intel CoreのハイエンドCPUと最新チップセットの組み合わせは現時点で最強クラスの一角で、安定性や処理能力の高さは申し分ない。
つまり、このベースがあれば、グラフィックスカードを変えるだけで、長い期間、高性能を発揮し続けられる。メモリも16GBと十分なので、このままの状態でもしばらくは安泰だろう。
グラフィックスはNVIDIA GeForce GTX 1060の6GBタイプ。RTXシリーズが登場した今、スペックに不安を持つユーザーもいると思うが、現時点で「Fortnite」をはじめ、まだRTXシリーズに完全対応をしている作品は少ない。
GTX 1060は安定したミドルレンジのグラフィックスで、もちろん「Fortnite」も快適に動作するパワフルなモデルだ。つまり、このグラフィックスがあれば、このあとしばらくはゲームが楽しめるので、先行投資の意味合いがなければ、すぐにRTXシリーズに乗り換える必要はないといえる。
ストレージがメインの240GB SSDとセカンダリの1TB HDDというダブル構成となっているのも良い点。よく遊ぶゲームをSSDへインストールすれば、ローディングスピードが格段に速くなるのでストレスがないプレイが楽しめる。
さらに配信動画などの大きなファイルはHDDへ格納できるので、効率のいいデータ管理が可能だ。これもゲーミングPCをよく知るブランドだからこそできる、納得の仕様といえる。
また、本機は先ほども触れたとおり、拡張性が確保されたゲーミングPCなので、RTXシリーズにフル対応したゲームが楽しみたくなったら、グラフィックスカードの交換も可能だ。現状で最上クラスのベースを持ち、必要であればグラフィックスを強化していける。それがLEVEL-R039-i7-RNR-CRの強みだ。