CPUにはCore i7-8565Uを搭載。これは第8世代のCoreプロセッサーである「Whiskey Lake」世代のもので、4コア・8スレッドに動作クロックは1.8GHz、ターボブースト時は4.6GHzに達する。
3次キャッシュは8MB搭載しており、TDPは15Wという省電力設計だ。メモリは標準でDDR4-2400 SO-DIMMを8GB搭載している(2スロットで1つは空き)。十分快適に動作するが、できれば16GBまでアップグレードしておきたい。ストレージには250GBのNVMe M.2 SSDを搭載。
GPUはCPU内蔵の「Intel UHD Graphics 620」を搭載。3Dゲームなどには難しいが、Officeスイートや画像編集などに使う分には問題ないだろう。
実際にどのくらいの性能が発揮できるのか、ベンチマークテストを行ってみた。
まずCPU周りの性能を確認する「GEEKBENCH 4」では、シングルコア性能の評価が「4998」、マルチコアが「12059」という数値が得られた。数値だけではわかりにくいが、メインマシンとして十分活躍できる処理性能であるといえる。
ただ、ベンチマークテストではターボブーストがかかってCPUの熱が上がるせいか、かなり大きく冷却ファンの音が響き渡った。ただ普通に使っている間はそれほどでもないので、ファンの音が気になる人は、冷却台を使うなどの対策をするとよいだろう。
続いてWindows自体の快適さを測る「WinSAT」では、グラフィックスとディスクを除いて軒並み9.0を超えるスコアを達成。ディスクも8.9なので、実質グラフィックスの「6.1」だけが、ほかに差をつけられる結果になった。もっとも、6.1でもWindowsは十分快適に動作する。実際、Officeなどを動かしてみても、まったく動作に不満を感じることはなくサクサク動いてくれる。
モバイル向けCPUとはいえ、さすがのCore i7で、性能は十分。メモリも最初から8GBあり、ストレージにSSDを採用していることもあって、足回りも高速なため、Officeを中心とした作業であれば、標準環境のままでもストレスを感じることはほとんどないだろう。
ビジネスユース中心のユーザーにオススメ
10万円前後のノートPCでもCore i7を搭載するなど、スペック重視のモデルは増えてきているが、それらはデザインがイマイチだったり、ストレージがHDDだったりと、コスト圧縮のしわ寄せがあるケースも多かった。その点、本機はデザインにもなかなかのこだわりが見えるとともに、最新のインタフェースを積極的に取り入れており、好感が持てる。
実用性の高いレベルに仕上がっており、コストパフォーマンスが高い一台だといえるだろう。「普段の利用がビジネス用途中心で、Webブラウザやたまに動画もみたい」「Thunderbolt3による拡張性を利用したい」という人にとって、「STYLE-15FH059-i7-UHSX」はかなり魅力的な選択肢だ。
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標準スペック
メーカー | ユニットコム |
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型番 | STYLE-15FH059-i7-UHSX |
ディスプレイ | 15.6型フルHD非光沢液晶(1,920×1,080) |
CPU | Intel Core i7-8565U |
メモリ | 8GB DDR4-2400 S.O.DIMM (PC4-19200) |
M.2 SSD | NVMe対応 250GB |
チップセット | CPU統合チップセット |
光学ドライブ | - |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 620 |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN×1、 IEEE 802.11 ac/a/b/g/n対応無線LAN |
インタフェース | USB 3.0 Type-A×2、 USB 3.1/Thunderbolt 3兼用ポート×1 (Type-C)、 USB 2.0×1 |
サイズ | 約W361×D245×H21.5mm(※最大突起物を含まず) |
重量 | 約1.63kg(※バッテリー含む) |
価格 | 104,980円(税別)~ |
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