ゲーミングPCに匹敵する性能で高負荷なアプリもサクサク動く
今回お借りした「おすすめ構成B」は、CPUにインテルのCore i9−9900Kプロセッサー(8コア16スレッド、3.6GHz、ターボブースト時最大5GHz)、メモリ16GB、SSD640GB(システム搭載)+ハードディスク2TB、GPUにNVIDIA GeForce RTX 2080を採用したフラッグシップモデルだ。ベースモデルではCPUがCore i5−9600K(6コア6スレッド、3.7GHz、ターボブースト時4.6GHz)、メモリが8GB、SSDが320GB、GPUがGeForece GTX 1060になるが、GPUが1世代前になるとはいえ、大抵の作業には十分な高性能といえるだろう。CPUとGPU、メモリ/SSDの搭載量についてはBTOで変更も可能だ。
また、マザーボードにはASUSのゲーミングPC向けマザー「ROG STRIX Z390-F」を採用している。これは前述したASUS Aura Syncに対応しているほか、同一容量・同一速度のメモリモジュールを2枚ずつ増設することでメモリアクセスが高速化するデュアルチャネルメモリに対応しており、わずかにではあるが、さらなる性能強化を図っている。お借りした構成ではメモリ16GBが8GBx2枚で構成されており、きちんとデュアルチャネル構成になっていた。
CPUもGPUも最新な上に、システムもSSDにインストールされていることもあり、システムの起動もアプリの起動もとにかく速く、快適だ。実際に仕事にも使ってみたが、画像編集を含めたすべての作業で低価格なPCにありがちな読み込み待ちに悩まされることがなく、非常に快適に利用できた。
実際にどのくらいの性能が発揮できるのか、ベンチマークテストを行ってみたが、3DMARKの「Fire Strike」が23778、「Time Spy」で10773と、良好な成績が得られた。これはFRONTIERのウェブサイトで公開されているゲーミングPCシリーズと比較しても見劣りしない数値だ。
この高性能をフルにゲームにつぎ込んでもいいわけだが、それはゲーミングPCの仕事。GHシリーズであれば、もっとクリエイティブな作業に利用したい。おすすめは動画配信だ。流行のvTuberでは、配信に加えて3Dのキャラクターに演者の動きをトレスさせるために、PCにかなりの処理性能が要求される。その点、ゲーミングPCに匹敵するGHシリーズであれば余力をもって対応できるわけだ。単なる配信だけでなく、ゲームの実況中継なども、GHシリーズの性能ならば快適に行えるはずだ。
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昨今は高性能を追求するならゲーミングPCという風潮が強いが、正直なところ、ゲーミングPCにはアクの強いデザインが多く、大人が使うには躊躇する面もある。しかしGHシリーズは同等クラスの性能を、よりスマートなデザインで静粛性の高いケースで実現してくれる。クリエイティブな用途など、高性能を要求しつつ、デザイン面にもこだわりたい大人のためのPCとして、ぜひ選択肢に入れてみてはいかがだろうか。
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