プリンター市場のトレンドといえば大容量モデル。しかし、実際に使用するのは年賀状がほとんどで、印刷しても月に数回程度、そこまで大量に印刷をしないという人も多いハズ。そんなユーザーでもコストパフォーマンスの高さを実感できる製品が、ブラザーのA4インクジェットプリンター「DCP-J978N」だ。本稿では、そのレビューをお届けしよう。
年賀状は「DCP-J978N」におまかせ
気付けば2018年も年末。年賀状印刷でプリンターが活躍する時期だ。「DCP-J978N」は年賀状を快適に作成する機能やアプリも豊富。しかもおトクに印刷することができる。
PCなしでもOK!スマホアプリだけでここまでできる!
スマホカメラの画質が飛躍的に向上し、写真を撮る機会はより増えた。そんなスマホに眠る、大量の高画質写真を見逃す手はない。iPhone/iPadなどのiOS端末やAndroid端末で利用できる「Brother いつでもはがき・年賀状プリント」を使えば、PCなしで手軽に年賀状を作成可能だ。
使い方はカンタン。デザインのテンプレートを選んだら、思い出の写真を選択し、メッセージを入力するだけだ。宛名面もスマホに登録済みの住所から自動で反映できる。過去に「筆王」「筆ぐるめ」「筆まめ」などの年賀状作成ソフトを使っていた方なら、住所録をスマホアプリへインポートするのもおすすめだ。
また「Brother Online」には、Web上で年賀状をデザインできる「はがきデザインキット2019」も用意されているため、PCで作りたいが年賀状作成ソフトを持っていない、という人も安心してほしい。
優れたコスパと速度で大量印刷もOK!
「年賀状を印刷すると、あっという間にインクが切れてしまう」という印象をお持ちの方は少なくないはず。「DCP-J978N」のコストパフォーマンスはここでも活きてくる。例えば、写真入り年賀状は1度のインク交換で約870枚印刷が可能。具体的に1枚当たりの金額を出すなら、約3.7円で済む計算だ。
※上記のサンプルの絵柄で通信面のみを印刷した場合。
※測定データおよび測定条件につきましては、ブラザーホームページをご参照ください。
※製品同梱のスターターインクカートリッジではなく、別売の対応インクカートリッジを使用して算出しました。
また「急いで年賀状を作成したものの、印刷に多大な時間を要してしまった」というのも年賀状印刷の"あるある"だ。今回は「DCP-J978N」でサンプルとなる年賀状デザインをインクジェットはがきに40枚印刷し、そのプリントスピードを検証してみた。結果は約29分。年賀状のお返しもすぐに印刷できそうだ。
※パソコンの印刷ボタンを押してから排出されるまでの時間を算出しています
【PC環境】
PCモデル:Panasonic Let's note CF-NX3
スペック:CPU Intel Core i5-4300U 1.90GHz
OS:Windows7 Professional SP1
【設定】
プリンタードライバーのおまかせ印刷「インクジェット用はがき印刷 裏面(通信面)」