ノートPCを選ぶ際の基準のひとつに、モバイル性を重視するか、それともパフォーマンスを優先にするかがある。モバイル性を重視する場合は軽量コンパクトな製品が有利であり、パフォーマンス優先の場合は大型になっても構わないからハイスペックなパーツで構成されたマシンを選ぶ方が良いだろう。今回マウスコンピューターから登場した製品は、持ち運びやすいけど、パワフルという両者の特徴を合わせ持ち、さらに特徴的なデザインのノートPCだ。レビューする機会を得たので、その中身を見ていこう。

ハイパフォーマンス、だけど持ち運べる

冒頭でも触れたように、ノートPC選びにおいてモバイル性とパフォーマンスを両立させたくても、なかなか良いバランスのマシンは見つからない。

モバイル用としては11インチ前後のサイズが人気だが、このサイズにハイパフォーマンスなスペックはそれほど望めない。逆に、ハイスペックなパーツ構成になると、どうしても15インチ以上が中心となり、重量も3kgを超えることも少なくないだろう。

もちろん、どちらかに偏った明確なニーズがあるなら選択に問題はないだろうが、モバイルもできてパフォーマンスも高い製品が欲しいという欲張りな意見を持っている人もいるはず。

そんな声に応えてくれるのが、マウスコンピューターから発売されている「m-Book B400H」だ。

  • m-Book B400H

    m-Book B400H

まず注目したいのが、上質感のある新色のシャンパンゴールド。チーズのロゴと相まって目を引き、男女問わず使いやすいデザインだ。

m-Bookは人気のシリーズだが、同製品は13インチクラスのボディに14インチ液晶を搭載しているのが特徴。サイズ的にはモバイル性を持たせつつ、そのうえIntel Core i7-8550Uをはじめとしたハイスペックを詰め込み、高いパフォーマンスも提供してくれるノートPCに仕上がっている。

特徴的なボディデザイン

先ほども触れたように、m-Book B400Hは13インチクラスのボディでありながら14インチ液晶パネルを採用しているのが特徴のノートPCだ。これを可能にしたのが「ナローベゼル」。これは簡単にいえば、液晶パネルの周りにある緑の部分を細くしたものだ。

  • 13.3インチ液晶を採用したモデル(左)とm-Book B400H(右)の比較。液晶を囲むベゼルの太さが違うところに注目

    13.3インチ液晶を採用したモデル(左)とm-Book B400H(右)の比較。液晶を囲む左右のベゼルの太さが違うところに注目

  • わかりやすいようm-Book B400H(右)の液晶パネルの下を13.3インチ液晶モデル(左)と合わせてブラウザを起動。こうしてみると一回り画面が大きいことがわかる

    わかりやすいようm-Book B400H(右)の液晶パネルの下を13.3インチ液晶モデル(左)と合わせてブラウザを起動。こうしてみると一回り画面が大きいことがわかる

ボディはシャンパンゴールドのアルミ製で、独特の質感と強度を両立。ベゼル幅は左右が約8.6mmと細く、本体の厚さも19.5mmとこちらもスリムだ。

コーナー部分を丸くしたラウンドデザインにより、かばんなどからも出し入れしやすく、持ち歩く際もスマートに扱える。

タッチパッドエリアのエッジ部分に施されたダイヤカット加工や、天面のアルミ蒸着箔のロゴなど、細部にまでこだわった優れたデザインにより、長期間使用しても飽きない製品に仕上がっている。

  • ラウンドエッジの採用で、シャープな印象の中にも柔らかさが感じられるデザインだ

    ラウンドエッジの採用で、シャープな印象の中にも柔らかさが感じられるデザインだ

  • キーボード周りはスマートなイメージ。タッチパッドの周囲のダイヤカット加工がクール

    キーボード周りはスマートなイメージ。タッチパッドの周囲のダイヤカット加工がクール

  • 本体を閉じるとその薄型デザインがさらに強調される

    本体を閉じるとその薄型デザインがさらに強調される

本体重量も約1.6kgと同クラスとしては軽量なので、もちろんモバイル性も申し分ない。モバイルノートPCよりも広くて使いやすい14インチ液晶と軽量でスマートなボディにより、あらゆるシチュエーションで持ち運びできる製品といえるだろう。

マウスコンピューター/m-Book-B400H