最長30日間! バッテリーの持ちに驚愕!
スマートウォッチの使い勝手に大きく影響する要素に、バッテリーの持ちがある。ほとんどの製品は1日持てばよい方で、1週間以上持つものはかなり希少。基本的に1~2日に1度は充電が必要となる。
「HUAWEI WATCH GT」の場合、新開発のデュアルエンジン低消費電力システムと、そのシステムに最適化された独自OSを搭載することで電力の無駄遣いを大幅に減らし、これまでにない長時間の連続駆動を実現している。たとえば測位や心拍数自動測定などの機能をオフにし、通知機能などをオンにした状態なら、なんと最長30日間もの連続駆動が可能。心拍数自動測定をオンにした状態でも2週間駆動できる。
さらに、衛星測位や心拍数をすべてオンにして画面を常時点灯した状態でも22時間持つ。これなら、マラソン大会やトライアスロンでも途中で電池が切れる心配をしなくてすむだろう。
実際にフル充電した状態で、心拍数自動測定と通知をオンにして使用したみたところ、24時間経過してもバッテリーは6%しか減らなかった。公称値通り、2週間は持つ計算になる。スマートウォッチとしては驚異的なバッテリーライフだ。
屋外ランニングで「HUAWEI WATCH GT」の便利さを体感!
一般的なスマートウォッチは、本体にさまざまなセンサーが内蔵されており、身につけているだけで歩数や心拍数、移動距離や移動ルート、速度などのワークアウトに役立つ情報を得ることができる。「HUAWEI WATCH GT」は、そのセンサーの精度にも徹底的にこだわっている。
たとえばケースの裏側を見ると、心拍を計測する際に使用されるLEDとフォトダイオードがそれぞれふたつずつ配置されているのが分かる。ファーウェイによれば、複数のLEDやフォトダイオードを搭載することで心拍計測の速度や精度を高めているとのこと。また衛星測位システムは、米国のGPS、ロシアのGLONASS、EUのGALILEOの3方式に対応することで、迅速かつ正確な測位が可能になっているという。
実際にワークアウトメニューから「屋外ランニング」を選び、衛星測位や心拍数自動測定機能を有効にして走ってみたが、いずれの精度もかなり高いと感じた。たとえばランニング中、1km通過するごとに振動で知らせてくれるのだが、実際の1kmとのズレが非常に少なかった。また本製品とは別に心拍数計を身につけて、都度計測値を比較してみたが、ほとんどの場合差が±3bpm以内に収まっていた。普段のワークアウトには十分すぎる精度の高さだ。
ワークアウトが終了すると、ペアリング済みのスマートフォンにデータが送られ、「HUAWEI Health」アプリでデータを分析できるようになる。歩数やランニングで走ったルート、心拍数、移動距離、消費カロリーをグラフなどで視覚的に確認できるため、「後半、ちょっとペースを上げすぎたかな」という具合に次回のワークアウトに向けて改善すべきところを見つけやすいのはとても便利だ。
ちなみに、ワークアウトはランニング以外にも、ウォーキングやサイクリング、ハイキング、クロスカントリー、水泳など、さまざまなスポーツに対応している。屋外だけでなく屋内用のメニューもあるので、フィットネスジムや室内プールなどを使う機会が多い人も安心だ。