プリンター市場で話題の大容量モデル。ブラザーからビジネス向けの超大容量インク対応A3モデルが発売された。本稿では、月々のリース価格やランニングコストでお悩みの方におすすめの「ファーストタンク」A3モデル「MFC-J6997CDW」のレビューをお届けしたい。
超大容量インク対応「ファーストタンク」シリーズ
昨今、プリンター市場では印刷のランニングコストを抑えるためにボトルからタンクにインクを充填するモデルが増えている。しかし、この方式にはインクの補充作業が発生するうえ、補充時に服や手が汚れたりするのではないかという心配もある。
そこでブラザーは大容量インク対応プリンターを検討している方へ向けて、使い慣れたカートリッジ式を採用した「ファーストタンク」シリーズを用意。大容量でありながらカートリッジ式の使い勝手の良さを維持したわけだ。
「ファーストタンク」シリーズはその名のとおり、大容量インク対応モデルの最初の1台として使いやすい製品。ビジネスシーンでも使いやすいその特徴を、順を追って紹介していこう。
約6000枚印刷できる超大容量
最大の魅力はやはり超大容量インクカートリッジ。1回のインク交換で印刷できるA4モノクロ文書の枚数は、なんと約6000枚に上る。月間300枚印刷したとしても1年間交換が不要。またカラーであっても約5000枚の印刷が可能で、「インク1年分」という謳い文句にも納得だ。
同時にランニングコストも大幅に削減した。1枚当たりのランニングコストは、A4カラー文書「約3.7円」、A4モノクロ文書「約0.7円」。「ファーストタンク」シリーズは、ビジネス現場での作業効率にも影響するインク交換の手間を減らせるため、コスト管理にも有効だろう。
※製品同梱のインクカートリッジはスターターインクです。
※印刷コスト・印刷枚数算出に使用したインクカートリッジはLC3139BK/C/M/Yです。
※測定データおよび測定条件につきましては、ブラザーホームページをご参照下さい。
ファーストプリントも高速印刷
複数枚の印刷速度だけではない「1枚目の印刷の速さ」も「ファーストタンク」の魅力。1分間にA4カラー約20ページ、A4モノクロ約22ページの高速印刷を実現しただけでなく、1枚目の印刷を完了するまでの速度にもメスを入れ、カラー約6.0秒、モノクロ約5.5秒という高速化を実現した。目まぐるしいビジネス現場を見つめてきたブラザーならではの改善点だ。
※PC上で印刷ボタンをクリックしてからの1枚目の用紙排出が完了するまでの時間。
※印刷データによってパフォーマンスが変わることがあります。
※測定データ・測定条件につきましてはブラザーホームページをご参照下さい。
約15万ページを印刷できる高耐久
ビジネスシーンにおいて、オフィス設備は成果を得るために必要な道具であり消耗品だ。コストパフォーマンスに定評のあるブラザーは、オフィス用品の耐久性にも着目。従来製品の1.5倍にあたる約15万ページという耐用枚数を実現した。
※測定データおよび測定条件につきましては、ブラザーホームページをご参照下さい。