紙や布、プラスチックシートなど、さまざまな素材をカットできるブラザーの「ScanNCut(スキャンカット)」。スクラップブッキングはもちろん、壁面装飾や販促POPなども手軽に作れるということで人気の同シリーズに、新機種となるScanNCutDX(スキャンカットDX)「SDX1200」が登場した。発表会に展示された作品を追いながら、製品の魅力をお伝えしたい。
さまざまな創作シーンを支える「スキャンカット」とは?
10月16日、東京・銀座でScanNCutDX(スキャンカットDX)「SDX1200」の発表会が行われた。スキャンカットは内蔵されたカット用データだけでなく、搭載されたスキャナーにより、手書きのイラストやプリントアウトした図案などをデータ化し、カットできる唯一のカッティングマシンだ。
これまで紙や布、プラスチックシートといった素材を切り抜くためには、ハサミやカッターを用いるか、高価な機械を利用するしかなかった。しかしスキャンカットは、スキャンとデータを基にした正確なカッティングを実現。その機能は、クリエイターを中心に話題を呼んでいた。
スキャンカットを使えば、創作の幅が広がる。まずは発表会に展示された作品を確認していただきたい。
いずれも、手作業で切り抜くには気が遠くなるほど緻密で美しい作品。このような作品づくりのカッティングを、正確かつ高速に行えるのが、スキャンカット最大の魅力だ。
手軽にも専門的にも使える幅広い編集・制作機能
スキャンカットには液晶タッチパネルが搭載されており、本体だけで作業を完結させることも可能。PCを使わずとも制作できるため、誰でもかんたんに扱える。
さらに細かな使い方をしたい方向けには、無料アプリ「CanvasWorkspace」(※2018年10月現在、PCへのダウンロード用はWindows版のみ)も用意されており、SVG形式のベクターデータやJPG、GIF、PNG、BMP形式の画像データを読み込んでカットデータを作成可能。本体には1300種類を超える内蔵模様、17種類の内蔵フォントを標準搭載しているのもポイントだ。