マウスコンピューターが、MSI製ゲーミングPCの販売を開始した。シャーシ上部にハンドルを装備したハイスペックレンジのゲーミングPC「Aegis 3 8th」、省スペース性を特徴としたミドルスペックレンジの「Nightblade MI3 8th」の2製品をラインナップする。
マウスコンピューターには「G-Tune」というゲーミングPCブランドがある。新たに取扱製品を増やしたのは、G-Tuneが「シンプル+高性能」、MSIが「多機能+高性能」というコンセプトで差別化を図り、多くのゲーマーのニーズに応えていくためだという。
今回マウスコンピューターより、Nightblade MI3 8thの実機を借用したので、スペック、使い勝手、パフォーマンスなどについてレビューしていこう。
標準構成は1モデルだがBTOでカスタマイズ可能
マウスコンピューター製PCは予算、目的に応じてブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナなど複数の標準構成モデルがラインナップされているが、Nightblade MI3 8thは1モデルに絞られている。
CPUは第8世代(Coffee Lake)「Intel Core i7-8700 プロセッサー(6コア、3.20/4.60GHz)」、メモリは16GB(PC4-19200 DDR4)、SSDは256GB(M.2規格Serial ATAIII接続)、HDDは1TB(Serial ATAIII接続、6Gbps)、光学ドライブは「DVDスーパーマルチドライブ」、外部グラフィックスは「NVIDIA GeForce GTX 1060(6GB)」を搭載しており、価格は169,800円(税別)と比較的安価に設定されている。
1モデルに絞られているがBTOでカスタマイズ可能。メモリは16GB/32GBから選択でき、SSDは250GB/500GB/1TB/2TB(Serial ATAIII接続、6Gbps)を追加できる。メモリ、ストレージ容量に余裕が欲しいならカスタマイズするといいだろう。
本製品の最大の特徴は、CPUと外部グラフィックスの格納エリアが物理的に分離されていること。MSIはこの冷却デザインを「Silent Storm Cooling」と名付けており、システム内の温度を制御して優れた冷却性と静音性を確保しているとうたう。
また、上面や側面のアクセスしやすい場所に外部グラフィックスとメモリを配置し、メンテナンス性を向上させている点も売りの一つ。最小限のネジを外すだけで金属カバーを外せるので、パーツの増設やアップグレードが手軽にできるのもうれしい点だ。