では、スペックを見ていこう。なお、検証機は、前モデルである「NEXTGEAR i680PA1-DL」を使用している。

CPUには、Intel Core i7-8700K、グラフィックスカードにはNVIDIA GeForce GTX 1080 Ti(GDDR5X/11GB)、メインメモリは64GB、プライマリディスクにウエスタンデジタルのWD Black PCIe 512GB(M.2 SSD)(※)、セカンダリに3TB HDDと申し分ない。2018年8月現在で、最強の組み合わせを実現しているといえる。

※「NEXTGEAR i680PA2-DL」では仕様変更により、ADATA XPG SX8200 480GB(M.2 SSD)となっている。

  • 内部ビュー

    内部ビュー

この仕様なら、今後3年間(あるいはそれ以上)は大きな変更なしで、最新ゲームがストレスなく遊べるだろう。価格はそれなりに高価になるが、費用対効果の点で投資としては非常に優れている。もしかしたら、ミドルクラスのゲーミングPCを何回か買い替えるよりも、結果的にコストはかからない可能性もあるのだ。

この劇的に強力な仕様によるマシンの実力は、ベンチマークを参照いただければ、おわかりになると思う。

※検証は、前モデルの「NEXTGEAR i680PA1-DL」で行っているため、現モデル「NEXTGEAR i680PA2-DL」とは多少数値が異なります。

  • PCMark 10

    PCMark 10

  • 3DMark。左からTime Spy、Fire Strike、Sky Diver
  • 3DMark。左からTime Spy、Fire Strike、Sky Diver
  • 3DMark。左からTime Spy、Fire Strike、Sky Diver
  • 3DMark。左からTime Spy、Fire Strike、Sky Diver

ではいよいよ、本機の大きな特徴である「水冷」について見ていこう。CPU、GPUの両方を水冷化していることは先ほども触れたとおり。しかしこれまでは、これを実現するのにそれぞれ単独でラジエーターが必要となり、ケース内あるいは背面などのスペースによっては取り付けられないことも多かった。さらに、場合によっては大型のフルタワーケースや専用ケースでなければならないことも。その点本機は、1つのラジエーターでCPUとGPUへ冷却水を循環させられる「クイックコネクト」を採用。ケース内のスペースを有効活用しつつ、ミドルケースでダブル水冷を実現しているのだ。

ケース内を見てもらえればわかるように、ラジエーターやパイプ類がとてもキレイにまとまっており、ダブル水冷とは思えないスマートさがある。それでも実際に水冷の効果は非常に高く、長時間のフル稼働を強いられるゲーミングPCの安定に大きな役割を担っているのだ。

  • クイックコネクトによって、CPUとGPUそれぞれの水冷ユニットを冷却水が効率よく循環している

    クイックコネクトによって、CPUとGPUそれぞれの水冷ユニットを冷却水が効率よく循環している

次のデータは、とあるシステム負荷の高いバトルロイヤルゲームを3ゲーム、約1時間程度プレイしたときのCPU、GPUそれぞれの温度の最高値を計測したもの。水温に大きな変化はなく、常に安定しているところに注目していただきたい。データが膨大なのでお見せできないが、ログを詳細に見ていくと、ゲーム中のGPUは51~53℃、CPUは63~67℃付近を推移していることが多かったことを付け加えておこう。

  通常時 ゲーム開始
約20分後
約40分後 約60分後
CPU温度 45℃ 73℃ 73℃ 75℃
GPU温度 38℃ 54℃ 54℃ 54℃

プレイ中にも一切の挙動変化はなく、高画質で快適なプレイを楽しむことができた。長時間プレイでも安定した環境が提供されるので、ゲームの練習や大会前の合宿など、過酷な状況でもPCの性能をフルに発揮し続けてくれるはずだ。

今、買うならこれしかない! ゲーマーを目指す人は要チェック!

駆け足となってしまったが、「NEXTGEAR i680PA2-DL」の実力の一端はお届できたはずだ。簡単にいえば、最高の仕様を最高の状態で長時間稼働できるマシンが本機といえる。

本機の価格は359,800円(税別)。この価格が高いか安いかは、ユーザーの受け取り方しだいだが、少なくとも、プロを目指すあるいは本気でゲームに取り組みたいというヘビーユーザーなら、ぜひ候補に加えていただきたい製品といえる。

個人的な意見をいわせてもらえば、マシンへの数年分の投資なら、かなりコストパフォーマンスは高いと感じた。高いレベルでゲーミングPCに必要な要素をすべてそろえた「NEXTGEAR i680PA2-DL」。

今、ゲーミングPCの購入で悩んでいる、あるいは買い替えを考えている人には、ぜひチェックしていただきたい製品だ。

※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 NEXTGEAR i680PA2-DL
※検証機は、NEXTGEAR i680PA1-DL
CPU Intel i7-8700K
メモリ 64GB PC4-19200 DDR4
M.2 SSD 480GB ADATA XPG SX8200
(NVMe対応/ PCI Express Gen3 ×4 接続)
HDD 3TB Serial ATAIII
チップセット Intel Z370 チップセット
光学ドライブ ブルーレイディスクドライブ
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 1080 Ti
OS Windows 10 Home 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN
インタフェース USB 3.1×2(背面×2)、USB 3.0×8(背面×4、上面×4)
サイズ W210×D520.5~524.2×H435mm
ディスプレイ
価格 359,800円(税別)

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2018/8/20(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

マウスコンピューター/NEXTGEAR-i680PA2-DL

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