Leicaダブルレンズカメラを搭載!

「インスタ映え」や「自撮り」という言葉に代表されるように、カメラ機能の良し悪しはスマホ選びの最重要ポイントといっても過言ではない。HUAWEI P20は、搭載するカメラの性能や撮影機能も過去モデルから大きく進化している。

機種名 HUAWEI P20 HUAWEI P9 HUAWEI P9 lite
メインカメラ 1,200万画素(カラー)+2,000万画素(モノクロ) 1,200万画素 + 1,200万画素 1,300万画素
メインカメラF値 1.8(カラー)、1.6(モノクロ) 2.2 2
サブカメラ 2,400万画素 800万画素 800万画素
サブカメラF値 2 2.4 2

▼Leicaと共同開発したカメラ搭載

HUAWEI P20にはドイツの老舗カメラメーカー、Leicaと共同開発したレンズが搭載されている。しかもメインカメラはカラー用だけでなくモノクロ専用のレンズとセンサーも装備するという贅沢さ。これによって、深みのあるモノクロ写真を撮ったり、ふたつのセンサーを利用して解像感の高いカラー写真の撮影が可能に。実際に最高解像度(5,120×3,840ピクセル)で撮影してみたが、F値の小さい明るいレンズを採用していることもあってか、抜けがよくディテールまで非常にシャープな写真が撮影できた。

  • メインカメラで撮影。解像感の高いシャープな写真を撮ることができた

  • HUAWEI P20のメインカメラ。1,200万画素のカラーセンサーと2,000万画素のモノクロセンサーが搭載されている

  • HUAWEI P20のインカメラ。2,400万画素のセンサーを搭載しており、高精細な自撮りが可能

さらに、メインカメラのふたつのレンズの視差情報から、被写体の背景のボケ味を調節できる「ワイドアパーチャ」という機能や、ボケ味に加え肌の色なども補正できる「ポートレートモード」という機能も。 「ワイドアパーチャ」は撮影時だけでなく、撮影後にもピントが合っている場所を変えたり、ボケ味をあとから調節することが可能。実際にさまざまなシーンで使用してみたが、一眼レフカメラで撮影したような背景がふわっとボケた写真を手軽に撮影することができた。

  • 「ワイドアパーチャ」で撮影。ピントが合っている場所や被写体の背景のボケ具合は、あとから変更することができる

▼AI処理専用プロセッサ「NPU」

こうしたカメラ撮影時に力強い味方になるのが、HUAWEI P20から新しく搭載されたAI処理専用のプロセッサ「NPU」と、それを利用した撮影機能だ。 たとえば「マスターAI」という機能を有効にしておくと、撮影シーンや被写体の種類を自動で認識して最適な設定で撮影してくれる。また、風などで草花が揺れているようなときに、その動きを予測して正確にピントを合わせてくれる「4D予測フォーカス」、手振れを強力に補正する「AI手振れ補正」という機能もある。

  • HUAWEI P20では、被写体や撮影シーンを自動的に認識して最適の設定にしてくれる。また、被写体の動きを予測してピントを合わせてくれる機能も搭載する

  • HUAWEI P20 メインカメラで撮影した写真。逆光や夜景でも見栄えのする写真が撮影できた



要するに、難しいことを考えなくてもシャッターを押すだけで、大抵の場合ちゃんとピントが合った見栄えのする写真を撮れてしまうというわけだ。作例からもわかるように、通常だとブレたり光量が足りずに真っ暗になってしまいがちな夜景のような難しいシーンでも、手持ちで美しく撮影することができた。




約30分の充電で約58%充電可能

今回取り上げたHUAWEI P20とHUAWEI P9、HUAWEI P9 liteは、本体サイズにほとんど差がない。そこで心配になるのがバッテリー容量だ。HUAWEI P20の方が機能が増えて性能も向上している分、バッテリーが削られているのではないだろうか?

機種名 HUAWEI P20 HUAWEI P9 HUAWEI P9 lite
バッテリー容量 3,400mAh 3,000mAh 3,000mAh
USBポート USB Type-C microUSB microUSB
急速充電対応 なし なし

 結論から言えば、その心配は杞憂に過ぎなかった。 HUAWEI P20は旧機種と本体サイズに大きな差はないにもかかわらず、より容量の大きなバッテリーを搭載。また、急速充電にも対応しており、約30分で約58%の充電が可能だ。うっかり夜の間に充電し忘れたときでも、これなら朝の支度中でも十分だろう。

  • HUAWEI P20はUSB Type-Cポートを搭載しており、急速充電にも対応する