金刀比羅神社の右側を抜け、もうひと登りすると日和田山の山頂へと到着した。
ここで高度を確認。時刻は10時30分で分針が液晶部分と重なっているが、右下の高度計測ボタンを押すと、分針とスーッと移動して、液晶表示がしっかりと見えるようになる(液晶表示に時針が重なっていれば、時針も移動する)。この「針退避機能」は、いかにもメカっぽくて、何度見ても面白い。
表示された高度は「298m」。日和田山の地図上の標高は305mなので、7mしか誤差がなかった。圧力センサーで計測した気圧から高度を割り出しているため、低気圧や高気圧が接近して気圧が変化すると、高度計測に誤差が生じやすくなる。これは何度も経験している現象だ。200mの登山で7mというのは約3%にすぎず、十分に実用的な精度である。
日和田山はロッククライミングのゲレンデとしても有名で、復路では寄り道をして岩場にも立ち寄った。そして、ふたたび金刀比羅神社前の展望ポイントに戻ってきたとき、牛山さんからひとつお題が出される。
牛山「実はここから富士山が見えるんです。どこにあるか、探してみましょう」