「PCゲームに興味があるけど、デスクトップPCは部屋に置けない」あるいは「すでにデスクトップPCは持っているけど、ゲームを楽しめるノートPCが欲しい」など、eスポーツ人気をきっかけに、PCゲームをさまざまなシーンで楽しみたいというユーザーが急増している。そこで、みんなが納得できるコストパフォーマンスに優れたノートPCを見つけたので、レビューしてみたいと思う。
ニーズが広がるゲーミングPC
近年、人気となっているeスポーツ。動画配信や大会でのプレイを見て、自分も参加したいと考えるユーザーは増加の一途をたどっている。ユーザー層が増えれば、PCへのニーズが増えるのもごく自然なこと。しかし、例えばeスポーツに必須のゲーミングPCというと、ミドルタワー以上の据え置き型の筐体を想像するだろうが、みんながみんな、それを置くスペースがあるとは限らない。
その場合、ノート型の「ゲーミングノートPC」という選択肢がある。デスクトップPCと同等のハイスペックを備えたノートPCで、こちらも人気の高いカテゴリに入る。ただし、これまでのゲーミングノートPCは小さな筐体にハイスペックを収める関係で、高価な製品が多く、実際に購入できる人は少なかったのではないだろうか。
今回紹介するのは、そんな憧れのゲーミングノートPCが、なんと10万円以下で手に入る、コストパフォーマンスに優れたモデル。ゲーミングノートPCが欲しかったユーザーはもちろん、これからPCゲームを始める人、あるいは一人暮らしでデスクトップPCを置くスペースがなく、導入を諦めていた人などにピッタリの製品となっている。それでは気になる中身を見てみよう。
ツボを押さえたスペックで低コストを実現
改めて今回の製品を紹介しよう。ユニットコムの「iiyama PC」のゲーミング向けとなる「LEVEL∞N-Class」シリーズから出ている「LEVEL-15FX078-i7-LNSS」だ。
同シリーズのひとつの特長が、GeForce GTX GPUを搭載していること。本機にも「NVIDIA GeForce GTX 1050」が搭載されている。このグラフィックスは最新のPascalアーキテクチャを採用していながら、消費電力を抑えた設計が特長。そのためゲーミングPCといっても、最新ゲームをバリバリ動かすというよりは、ライトなゲームを気軽に楽しんだり、4K動画を快適に視聴するなどの使い方が得意だ。
CPUには第7世代Intel Core i7の「HQ」モデルが採用されている。高いパフォーマンスはもちろん、こちらも消費電力を抑えた運用ができるので、モバイルまで意識した全体的にバランスの取れた処理能力を実現している。本機ではあえて最新の第8世代ではなく、第7世代のハイエンドクラスのプロセッサーを採用することで、コストパフォーマンスに大きく貢献している点にも注目だ。
ストレージの240GB SSDは、HDDと比較してOSやソフトウェアのアクセススピードが速く、レスポンスも良好。これもパフォーマンスと体感速度に大きな好影響を与えてくれる仕様だ。
最後にコストだが、本機の標準価格は92,980円(税別)からとなっている。ハイエンドプロセッサーとGeForce GTX GPU、SSD、これだけの仕様を持ちながら10万円以内で購入できるのは、実にお買い得感が高い。コストパフォーマンスという部分では、いうことなしのゲーミングノートPCに仕上がっている。