7月11日~13日、東京ビックサイトにて保健・医療・福祉分野で国内最大規模となる展示会「国際モダンホスピタルショウ2018」が開催された。プリンターによって医療現場の働き方改革に取り組むブラザー販売は、「医療業界のプリンター事情調査隊!」と題したコストカット&業務効率UPの方法を提案。MICTコンサルティング代表 大西大輔氏の中小病院向けセミナーと合わせて、これからの医療現場に向けた新しい労働環境をアピールした。
ICT化の進む中小病院のコストカットの秘訣とは
MICTコンサルティングの大西氏は、中小病院がこれから直面するであろう「平成30年度の診療報酬改定に向けた取り組み」に関してセミナーを行った。厚生労働省は、労働人口の減少に伴い、医療現場を機械化・システム化し、効率的な医療サービスを提供するというシナリオを考えている。ビックデータの収集、AIによる分析、医療・介護情報のネットワーク化、遠隔診療や在宅医療などによって、医療分野のICT化は着実に進んでいくだろう。
大西氏は「ICTを利用して、医療現場の労働人口減少に対応できる仕組みを考えなければならない」と話す。そのため、電子カルテやレセプトチェックシステムの導入は必須であり、これらを導入できていない病院は今すぐにでも着手すべきと指摘。そして、中小病院のリニューアルのポイントをまとめ、コストダウンの秘訣をソフト、ハードの面から語った。
このハード面において、とくにコストカットの有効な方法として挙げれられるのがプリンターの運用だ。「高耐久で速い」といったイメージから高価な大型複合機を導入した結果、病院での使い方に対してオーバースペックになってしまっているケースがあると大西氏は説明した。
「大型複合機は場所を取ります。買い換えもしにくいです。それよりも小さい製品を2~3台所持していた方がお得です。大型複合機があるとついコピーしてしまいますが、それをやめることで紙のコストが下がります。どうやってコストを抑えるかは、プリンターから考えなければいけないんです」
この大西氏の考える医療業界のコストカットに有効とされるのが、ブラザー販売のプリンターソリューションだ。