パソコン工房で「iiyama PC」ブランドのオリジナルPCを販売するユニットコム。同社が様々なシーンで活躍する一般用途向けに展開する、「STYLE∞ (スタイル インフィニティ)」シリーズだ。このたび、同シリーズから最新の第8世代インテル Core プロセッサーを搭載した14型ノートPC「STYLE-14FH054-i5-UHES」が新発売されたので、さっそくチェックしていきたい。
スリムベゼルがコンパクト&14型を実現
「STYLE-14FH054-i5-UHES」は、14型フルHD(1,920×1,080ドット)の液晶パネルを搭載したノートPCだ。シルバーで統一されたアルミ合金のボディは質感が高く、様々なシーンで映えるだろう。必要に応じてBTOカスタマイズで「iiyama」の天板ロゴをなくすこともできる。
14型といえば一般的にはラップトップともいえる大きさだが、本機のサイズは従来の13型ノートとほとんど変わらない約W330×D226×H20mm。ほぼA4サイズの大きさだ。その秘密は、スリムベゼルを採用することで液晶画面の占有率を上げていること。ベゼルの最狭部はわずか9mmで、コンパクトながらも大きな画面を利用できる。
駆動時間は公称で約6.4時間、本体重量は約1.5kg(バッテリー含む)。ACアダプタのサイズもおよそW82×H35×D26mmほどと小型で、外出先への持ち運びもそこまで苦にならない。これならばカフェや電車内で利用しなければならない場合や、外出先でプレゼンが必要なときでも、カバンに入れて持ち運べるだろう。
最新の映像出力端子とUSB 3.1端子を搭載
モバイルノートながらも、インタフェースは充実。本体左側面には、奥側から電源コネクタ、SIMスロット、USB 3.1端子、電源ボタン、ヘッドフォン出力、マイク入力を備える。ただしSIMスロットはブランクとなっており、使用はできない。本体右側面には、セキュリティロックポート、ギガビットLAN、SD/MMCカードスロット、HDMI、Mini DisplayPort、USB 3.1端子、USB 3.1 Type-C端子を搭載。2基の映像出力端子を備えているため、デスクトップでのマルチモニタ環境構築や、プレゼンでのプロジェクター出力などにもすぐ対応できる。無線ネットワークには、IEEE802.11 ac/a/b/g/nに対応した無線LANとBluetooth 4.2を搭載。
アイソレーションタイプのキーボードはしっかりとした打鍵感があり、打ち心地は上々。左手側の配列は癖が少なく使いやすいが、右手側はEnterキー周辺にサイズが大きくなっているキーがあったり、右shiftキーがカーソルキーよりも端によっていたりするため、多少の慣れが必要になるだろう。タッチパッドは周囲より一段下げられており、スペースをはっきり認識できる。クリックボタンは左右一体型でクリック感は浅め。クリック音は低いため、静かな場所でも利用しやすいだろう。電源ランプやアクセスランプなどは、本体左手前に搭載されている。