さて次はスペックを見ていこう。CPUにはIntel Core i7-8700を採用。最新の第8世代CPUの中でもトップクラスの性能を誇るCPUを搭載することで、あらゆる作業でストレスのないパフォーマンスを発揮してくれる。また、このCPUはラインアップの中でもTDPが65Wと低く抑えられており、PC全体の電力効率の向上に貢献している。メインメモリも16GB(デュアルチャネル)と余裕があり、メモリへの要求が高いアプリケーションやマルチタスクでの作業でも、快適なレスポンスを提供する。
また、本機の大きな特長として、グラフィックスカードが搭載されている点が挙げられる。採用されているのはロープロファイル版のNVIDIA GeForce GTX 1050で、高い描画能力はもちろん、3D表示やGPUを利用するアプリケーションの利用時にも高い性能を発揮。さらにマルチディスプレイ環境を構築しやすい。これがあることで、フルHDや4K品質の動画編集や管理などをする際に、大きなアドバンテージをもたらしてくれるだろう。
ストレージはプライマリに240GB SSD、セカンダリに1TB HDDと、こちらも理想のセッティングとなっている。OSはSSDにインストールされており、起動時間も速く、レスポンスも優れているので、よく使うアプリケーションはぜひこちらにインストールしておきたい。セカンダリのHDDは十分な容量があるが、もし拡張する場合でも、2.5インチで1台、3.5インチで1台のストレージが追加できる。現状で搭載されている2台のストレージと合わせて合計4台がケース内に設置できるのは、内部レイアウトの改善によるところが大きい。
作業効率を上げてくれる省スペースPCの決定版
実際に机の上にセットしてみると、まずはスッキリしたケースが周囲ととてもよく馴染んでいて、デザイン的にも主張しすぎず、長い付き合いができるように感じさせてくれる点がとても好印象だ。デスクトップPCは移動させることはあまりないので、これは大きなポイントになる。
また、アプリケーションを動かしてみても、もたつきや処理の遅れなどもなく、実に快適なパフォーマンスを提供してくれる。先ほども触れたが、高精細動画を扱うような場合でも、ストレスのない操作感と処理能力の高さを感じることができるはずだ。Windowsエクスペリエンスインデックスの結果を掲載しておくので、スペックバランスのチェックの参考にしていただきたい。
もう一点、使っている中で気が付いたのは静音性の高さだ。デスクトップPCで負荷のかかる作業を続けていると、どうしてもファンの音が気になってくるが、本機ではそれは最低限に抑えられている印象だ。使用状況にもよるが、作業環境を良くしたいと思っている人にも十分納得のいく仕様だと思う。
「LUV MACHINES Slim iGS410XD-SH2」は同シリーズのハイエンドモデルだけあって、スリムケースの良さとハイスペックをうまく融合し、扱いやすさとレベルの高い作業環境を提供してくれるデスクトップPCに仕上がっていると感じられた。新しいPCを探している人はもちろん、買い替えを検討している人や、もう一台の追加を考えている人など、あらゆる層のみなさんに、ぜひ注目していただきたい製品だ。
※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
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型番 | LUV MACHINES Slim iGS410XD-SH2 |
CPU | Intel Core i7-8700 |
メモリ | 16GB PC4-19200 |
SSD | 240GB Serial ATAIII |
HDD | 1TB Serial ATAIII |
チップセット | Intel B360 チップセット |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1050 |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN |
インタフェース | USB 3.1×4(背面×4)、USB 3.0×2(前面×2)、 USB 2.0×2(背面×2) |
サイズ | W100×D393×H364mm(突起部含む) |
ディスプレイ | - |
価格 | 132,800円(税別) |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2018/5/17(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
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